この週末は、浦安の吉野屋から、フグ釣行でした。


フグを捌いてもらう順番は19番目でした。

最近は、自然に朝早く目が覚めてしまうので、船宿にも早めに着くことが多いのですが、この日は前日にちょっと飲み過ぎたので、遅めの到着になっちゃいましたよ。


吉野屋さんの美味しい朝ご飯です。

これを食べられるくらいですから、飲み過ぎは回復してます。(笑)


最近、フグ船を任されるようになった大策船長が朝のレクチャーも担当していました。


この日はなかなかの盛況で2隻出しになりましたが、2隻目に移る方が少なめで人員のバランスが悪かったので、最後になって2隻目に移ることにしました。

釣り座が潮尻になるのがほぽ確実の左舷だったのが気になったのですが、狭めの釣り座で釣るよりもイイかと思って、移ることにしましたよ。

結果、1日中、ずーっと潮尻で、疲れた~。

でも、潮尻ポジションでの釣りの練習(修行かな?)にはなりましたね。

フグ釣りが上手になりたいと思っている方、たまにはこういう修行もオススメします。(笑)


釣り場は大貫沖の上手エリアからスタートしました。

もう海苔網が設けられ始めているので、そのエリア外での釣りになりますね。


朝イチから、南風&上げ潮で釣り座は潮尻っ。

ラインが船下(右トモ方向)に入り込む状況で、釣技的には制約が多くなってしまう条件ですね。


アタリが少なめの状況ながらも、早い時間帯に型を見れてホッと一安心です。

でも、その後は沈黙の時間帯が続いてしまいます。

周りでもフグが釣れている気配はほとんどないので、渋い状況ですね。

ギマやサバフグのアタリも少なめなので、魚全体の活性が上がらない条件なのでしょう。


その後、根周りのポイントに移動して、ショウサイフグ、アカメふぐを1尾ずつ追釣できましたが、その後は続かず、再びポイント探索の移動の繰り返しです。


途中、ミズクラゲの大群に遭遇しました。

クラゲにラインが引っ張られて、釣りにならない状況が少なからずあって、お手上げでしたね。


ミズクラゲが引っ掛かってきました。

コレ、結構珍しいですね。


前半は、フグ4尾とカサゴ1尾をキープして、後半に折り返しです。

潮が早めに流れているので(激流というような速さではありませんが)、辛抱の船下狙いの釣りが続いています。

ただ、潮が濁り気味なので、フグの警戒心は薄く、船下狙いでも釣れる条件なのは幸いですね。


潮尻ポジションでラインが船下に入ってしまう条件下では、船下狙いで釣るのがセオリーだというのが、ワタシ的な結論です。

アタリが少なかったりすると、ついついキャストして釣りたくなってしまうのですが、キャストしても、すぐに手前に仕掛けが戻ってきてしまうような状況では、かえってマイナスになってしまうことの方が多いですね。

その理由は・・・

(1)ラインが余計に出ていて、ラインが弛んでいる状況になっているので、アワセが効きづらい。

(2)ラインテンションをかけられない条件なので、誘いも入れられないし、仕掛けを底で制御することもできない(潮の流れで勝手に仕掛けが動いてしまう状況ではショウサイフグは釣れません)。

(3)ラインが前方に出ている一方で、カットウ針は手前に位置しているので(想像ですが)、アワセても針掛かりし難い。(ラインとカットウ針までが一直線になっている状況を作ることが重要なんです)

こんなところでしょうか・・・特に、(3)のラインとカットウ針までが一直線になるようなイメージを持って釣るというのは常に大事なことですね。

潮先釣り座でラインが前方に出されるような状況ではヒット率が格段に良くなるというのは、そういう状態になっているということなんです。


以上のようなことから、潮尻ポジションでラインが手前に入ってしまう条件下では、船下狙いで釣るのが基本だと思っています。

潮流任せのポジション取りしかできないので、辛抱の釣りになっちゃいますけど、釣法の選択肢がないので、迷いのない釣りができて、良い結果になることも多いような気もしますね。


後半も渋い状況は変わらずでしたが、ポツリポツリとアタリは出てくれて、少しずつ釣果は増やせました。

終盤、潮が緩んで糸が立つような状況になったので、キャストしてみたりもしましたが、中途半端な釣りになってしまって、結果は出せず・・・。

最後まで、船下狙いで通せば良かったです。(苦笑)


残り10分のアナウンスが出た直後に、ズシっと掛けたと思ったら、これが招かざる外道のウミヘビ(恐らく、ホタテウミヘビ)で、これにはカットウ針のハリスを切らざるを得ず、これをもって納竿となりました。


最終釣果は、ショウサイフグ 8尾(25~28cm)、アカメふぐ 1尾(27cm)の計9尾でした。

外道に、カサゴ1尾(25cm級)、サバフグ5尾、ギマ3尾、イイダコ1杯、チビカワハギ1尾、キュウセン1尾、ウミヘビ1尾。

船中釣果は、0~13尾とのことでした。


〈釣行メモ〉 (2017年9月3日(日) ショウサイフグ釣り 於:浦安「吉野屋」)

【潮 汐】 干潮9:14(中潮)
【潮 色】 やや濁り
【天 候】 〔天気〕くもり、〔風〕南~南西3 → 7mくらい
【釣り場】 大貫沖(水深10mくらい)
【釣り座】 左舷トモ3番(乗船者15名くらい)
【タックル】〔竿〕メタリア湾フグ175、〔リール〕スティーレ101XG(レフトハンドル)、〔道糸〕PE0.6号
【仕掛け】カットウオンリー。オモリ6~10号。 餌のアルゼンチン赤エビは約25尾使用。
【釣 果】 ショウサイフグ 8尾(25~28cm)、アカメふぐ 1尾(27cm)の計9尾
【船中釣果】0~13尾(2隻の高低)