昨日は甲骨文字の講習日でした。
ここのところ何もできていなかったので、前日に 大慌てで何枚か書きました。
毎年年度末に作品展が あるのですが、今年は9月にも会場が取れたそうで
作品展をすることになっています。
8月にはもう提出なので、書く文字を決めてブラッシュアップする時期です。
何を書くか迷って、候補を2点書いてみました。
1枚目は
「長楽未央」ちょうらくみおう
”長い楽しみは尽きることがない”という永続性を心願する言葉。
ですって。
これは長楽、特に楽という字が書きたくて選んでみました。
2枚目は
「壺中天」 こちゅうのてん
俗世間とは隔絶された別天地、または酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみを指す言葉。
だそうです。
壺の字形を面白く書いてみたいと思い選びました。
NHKの 「美の壺」の中で草刈正雄さんちの床の間に
「壺中天」という軸が掛けてありますね。
甲骨文字ではありませんが、番組のタイトルも書いていらっしゃる紫舟さんの書でしょうね。
線が生き生きしててカッコいいです。
どっちの言葉も楽天的な私にあってるかも?
書いているとだんだん 字が大きくなってしまうので、余白がなくなる・・。
半紙ではなく もう少し大きい紙に書きたくなりました。
見ていただいたところ、先生は「壺中天」の方が言葉としてよかったようで、
こちらを選ぶことにします。
年度末の作品展もあるからね~。
素直に書きすぎていると言われたので、
見ていただいた後に書いたものは 思い切ってみたのですが・・・
少し変化が出たでしょうか?
作品として見られるかは、なかなか難しい。
これを条幅(書初めの時に使う細長いサイズ)を半分にカットして書こうと思っています。
縦書きのほうがいいかなと今は思っているけど、書いてみた都合で横書きになるかも。
先生の書かれた「シャボン玉の歌」
いわゆる漢字かな交じりですが、甲骨文字にない字はカタカナを使っていらっしゃいます。
これが条幅を半分にしたサイズです。
文字数の多いものも書いてみたいのですが、こういう小さい文字を書くのはとても難しいです。
条幅に書かれた本居宣長の歌
「敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山さくら花」
こんな風に書けたらカッコいいんだけど・・・・とてもムリ。




