オーディブルで落語を聴いてみた | ぱすてるの非公式ブログ

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最近オーディブルで落語も聴けるのを知ったのですが、
特にこの落語家さんの、と言う拘りはないので
取り敢えず、出てきたもの中なから適当に選んで聴いてみました。

たまたま最初に選んだのは「桂文我 上方落語全集第一巻」です。
これは猫間川寄席のライブ講演録音だそうで、演目は15もありました。
恥ずかしながら、桂文我さんというのは存じ上げなかったし、
上方落語もちゃんと聴いたことはなかったのですが・・・



江戸落語とは、ずいぶんの違い。
出囃子だけでなく、話の途中にも鳴り物や歌まで入ってとにかく派手です。
もちろん言葉も関西弁。

お話に合わせたしぐさは当然判りませんが、それでも舞台を見ているかのような
なんなら落語と言うよりも、講談のような?見台を叩く音とかも入っています。

人情噺が多くクスリと笑う江戸落語より、も少し派手に笑える?

ちょっと雰囲気が違います。

後から違いを調べてみたら、江戸落語はお座敷芸ですが
上方落語は大道芸だったらしく、行交う人の足を止めるためには
派手な演出が必要だったのだと判りました。
同じ演目でも、下げが少し違っていたりもするそうです。

 



私がオーディブルを聴くのは、絵やお習字、作品や料理など作っている時。
出かける時に家から目的地までの往復の乗り物の中など、なのですが
落語は絶対家の中限定。人前では聴けないですよ。
何故なら、噴いてしまうから。
噴かないにしても、乗り物の中でニヤニヤしていたら怖いでしょ?!
面白かった。



上方落語だけではなくて、談志さん、小さんさん、志ん朝さん、圓楽さん・・・
沢山あって、ちょっと意外でした。
考えてみたら、ご本人が喋っていらしゃるのだから、ナレーター要りませんもんね。
最適なコンテンツです。

 

昔ラジオで聴いていた時のような・・
本を聴くのとはまた違って、イヤホンではなくアレクサから直に流して
気軽に聴ける感じで楽しんでいます。

まだたくさん聴いた訳ではないのですが、それぞれにテンポも言い回しも違い

いろんな方のを聴いて、個性が見えてきたらもっと面白いでしょうね。



もちろん定番のお話は面白いですが
お話に入る前の、「まくら」
それも楽しいです。

上方落語だからなのか、文我さんだからなのかは判りませんが、

結構長いものが多い様に思います。


何度思い出しても、もう判ってても、噴きそうになる文我さんの「まくら」の

一部なのですが、一つだけ書いちゃいますね。

とある大阪の一角。
ちょっと変った店ばかりが集まっている所の、少々怪しげなペットショップ・・
小さな籠の中で、回し車をカタカタ廻す音がして
ハツカネズミかと思いふと見ると、それよりも大きい。ちょっと黒い。
え?と思い札を見ると、

そこには・・・




「ね~ず~み」と・・・・・



こんなん言われたら噴きますよね~

思った通り、でしたか?

ドツボにハマりました。


売っていたのか、そのお店のペットなのかは不明だそうです・・・