四年ぶりの犬山祭り | ぱすてるの非公式ブログ

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妹から、地元のお祭りの動画が送られてきました。
犬山城の下のある針綱神社の大祭で13台の山車(だし)が出ます。
今年は4月1日が試樂(しんがく)2日が本樂(ほんがく)で
コロナでずっと中止や規模縮小せざるを得なかったので

4年ぶりのフル開催になり人出も多く、盛り上がったようです。
古い城下町なので独特の雰囲気があり、外人さんも多かったと言ってました。
私もずっと行けてないので懐かしい。

 

車山(やま)は町内ごとにしつらえがちょっとづつ違い、

朝には町内を出発して神社で勢ぞろい。

毎年満開の桜のもと、三層建ての車山の上で一台ずつからくりを神社に奉納し、

街中を曳き歩き、夜は提灯を付けて各町内まで帰ります。

城下町の狭い道路を曳くので、メインの本町筋はこのために電柱をなくしました。


方向を変える時に車輪を横に滑らせてガガガッと音を立てながら回転するのは

「車切」(しゃぎり)と言い、手古(てこ)さんたちが曳き棒の片側を持ち上げたまま

90度や180度 回転させるのが「どんでん」

いかに威勢よくきれいに回るかが見せ場で、町内で競い合い

上手く回ると拍手が起こります。
高さもあるのでちょっとハラハラしますよ。

人が乗ると重さは5t.を越えるそうです。
昔、父も手古さんをやったそうですが、足腰フラフラ肩がパンパンに腫れたと言っていました。
13台のうちには鶏車山(とりやま)という船の形をした車山が一台あって
船首には鶏の飾りが付いています。

この車山が一番重いと聞きました。

 

  新町の浦嶌(うらしま)台 (鶏車山)

 

名古屋にも同じような山車が出るお祭りがありますが、二層建てなので低く
回る時もゆったり上品なお祭りでした。
違うものだなぁ~と思った記憶があります。

気が付いたかもしれませんが、こういった「だし(山車)」が出るお祭りは
幾つかありますが、犬山では「やま(車山)」と呼んでいて漢字で書くと
表記が反対になります。

夜車山(よやま)は提灯を付けて練り歩くので車山が揺れ
提灯に火が着くこともあり、2階段目3段目に人が乗り、それを消したり
消えてしまったろうそくを灯すのが役目です。
今でもろうそくを使っているので、揺らめくのも風情があります。
2段3段と言っても床があるわけではなく、狭い欄干に腰掛けるので
気を付けないと落ちます。 

特にどんでんや車切りの時は振られるので、要注意。
うちの町内には車山がなかったのですが、一度だけ夜やまに乗せてもらった事がありました。
お祭りの日は一日車山について歩き、カッコいい手古さんを見つけては
キャーキャー言ったものでした。

わらじ履きで腰に何本ものシゴキを巻き付け、車山を曳く

それがまた、ホントにカッコよく見えるんですよ~!

 

  下本町 應合子(おうごうし)台

祭り囃子の小太鼓は小さい子供たちの役目で、背に豪華な飾りを着けた金襦袢は

電飾もきらびやか。

夜やまは遅くまで繰り広げられるので、小さい子は眠くなってしまい

薄荷を目に塗ったとか聞きました。

昔は男の子のみでしたが、今は女の子も乗ってます。

妹の旦那も子供のころは小太鼓、青年になると筱笛(しのぶえ)を吹いたそうで、

金襦袢は寄付したと言っていたので「どんでん館」にあるのかも。
祭りの季節が近づくと各町内で車山が組み上げられ、夜にはお囃子の稽古が聞こえて来て

ワクワクウキウキしたものでした。

 

 

  いい写真がたくさん載ってます

 

 

 

 

書いているといろいろ思い出し、懐かしくなります。

せっかく送ってくれた動画はどうしてもエラーになってしまい貼り付けられないので

YouTubeで探したら結構たくさんあって、何本も見てしまいましたが

ここに書いたようなことが全て動画になっていて、判りやすいかも~

ちょっと長いのですが、きれいなシーンやどんでんの様子も見られるので

端折りながらでも見てください。

 

 

         

大人になっても地元のお祭りは楽しいですね。
来年こそはお祭りを見に帰りたい。