福島市のスポットを巡って、二本松市の「安達ヶ原ふるさと村」までやって来ました。
五重塔や絹の家、農村生活館を見学して、続いては「武家屋敷」を見ることにします。
江戸期の中流武士の御屋敷を再現したそうで、門構え・お庭・玄関などに注目したいです。
家の中は武士らしく、整然と置かれた家具や生活用品が印象的で、気品の高ささえ感じました。
やはり農家とは全然つくりが違っていて、細部までこだわったつくりが確認できますね。
ひととおり見学すると、この家なら現代でも普通に生活できるレベルのつくりでした。
園内を散策していると、水車小屋や小川などが現れて、まるでタイムスリップしたようです。
訪問時はまだでしたが、桜の時期に訪れれば、春らしい景色が見れるのかなと思います。
総括すれば、ここまで見れて無料というのも、かなりお得なスポットです(^.^)/~~~。
二本松市も後にして、しばらくR4を南下して行きます。郡山バイパスで市街地を回避し、
一旦国道を離れてK143⇒K109⇒K55と伝っていきます。須賀川市あたりでお腹が空いたため、
ちょうど良いタイミングで県道沿いにあった「ラーメン一石」さんへと立ち寄りました。
初めてのお店では、なるべくスタンダードなメニューということで、醤油ラーメンを注文です。
会津ラーメンの見本のようなちぢれ麺と濃い口しょうゆスープ、シンプルなトッピングですね。
ラードでスープの味に深みを出しているようで、とても美味しく頂くことが出来ました。
そしてこの旅最後の立寄りスポットは、R294沿いにある「天栄村ふるさと文化伝承館」です。
「道の駅季の里天栄」の奥へ山道を登るので、気づかずに通り過ぎる人も多いかと思います。
入館料200円で、天栄村の歴史を、考古・歴史・民俗資料と写真パネルなどで紹介しています。
主な展示は、東北地方で数点しか発見例のない奈良・平安時代の青銅製の古印「丈龍私印」や、
幻の焼物といわれる後藤焼、江戸時代の将軍家兵法指南役・柳生家の家老となり、財政再建の
功績を残した小山田主鈴の書簡、岩手から関東地方に行商していた売薬業の資料などあります。
目を惹いた展示は、まず「引き札」です。これは、江戸、明治、大正時代にかけて、商店、
問屋、仲買、製造販売元などの宣伝用のチラシです。「引き札」は独特の色合いと図柄から
美術品としての価値もある印刷物として評価されていて、展覧会も開かれるほどです。
次は「時事漫画」ですが、1902年に「時事新報」新聞日曜版の別冊漫画として「時事漫画」が
登場しました。 その漫画を描いたのは、北澤楽天というペンネームで知られる著名な漫画家、
北澤保次(1876~1955)でした。こちらの図柄も興味深いものがありますよね(^_-)-☆。
そしてもうひとつは、戦前の絵葉書コレクションです。古い絵葉書の中に詰まった情報は、
当時の地域発展を知る上で欠かせない情報源であり、新しい事実が隠されている可能性も
高いため、大学や研究所、博物館や資料館からの需要も高いとのことです。
さて館内「展示室」の中心は、昭和20年頃から今日迄の農家の生活の様子を伝えるもので、
実際につかわれてきた農作業道具など実物資料展示と、当時からの生活体験者が語り部となる
音声解説をとおして、生活者の実直なくらしぶりが感じられるものとしたそうです。
また、今日の生活の基盤となった、先人たちが築いた郷土の歴史もあわせて紹介されています。
ふるさと文化伝承館の見学も終えて、その後は白河中央ICより東北道で帰路につきました。
今回も各スポットを通して、数々の歴史や文化を知ることが出来、有意義な旅となりました。
今回のレポートは、ここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
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