2024北海道ツーリング Part19 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

帯広競馬場の「馬の資料館」を見学して、D216で市街地を少し南下していきます。

 

今にも雨が降りそうな中、緑ヶ丘公園にある「帯広百年記念館」へとやってきました。

 

帯広百年記念館は、十勝・帯広の総合博物館で、入館料190円とリーズナブルです。

 

 

最初にびっくりするのが、巨大なマンモス像が叫ぶようにお出迎えすることです。


十勝に最初に住んだ人類が、マンモスを追って北方から来たころを表現したそうです。

 

マンモスの複製は数少ない貴重なもので、2万年前の石器の実物標本もあります。

 

 

次に「十勝の自然」ということで、ヒグマやシマフクロウなどの野生生物を、開拓期

 

以前の自然を模したジオラマで展示し、高山から海岸の湿原へと変化する代表的な

 

生物を紹介しています。オジロワシとカルガモの剥製が加わったそうです。

 

 

つづいて「開拓の夜明けと発展」のコーナーで、開拓の頃の暮らしや道具、十勝で

 

最初の開拓団体「晩成社」の資料やその時の殖民地・十勝の様子を紹介しています。

帯広の街の形成に大きな役割を果たした「十勝監獄」の展示もあります。

 

 

「十勝のくらし」ということで、ワラ製品やストーブ、蓄音器など、生活用具や

 

その時の街並みを、時代の流れに沿って紹介しています。当時の懐かしい写真や


レトロなバイクも展示していて、それぞれとても興味深く見ることが出来ます。

 

 

十勝のアイヌ文化のコーナーでは、伝統的な民具などの資料を展示しています。

 

狩猟採取、加工、交易、宗教観などを紹介します。カムイへの祈りを伝えるための

 

祭壇など、十勝地方のアイヌの方から伝えられたものも紹介されていました。

 

 

畜力からエンジンを使った大規模機械化農業への変遷と、現代農業における主要な

 

農畜産物についても紹介されていました。その他、北海道特産の農産物や食品など、

 

幅広い展示で、飽きることはありません。とても楽しませてもらいました。

 

 

雨粒がぽつぽつ落ちていたのですが、見学を終えると青空が見えてきました。

 

次は、陸上自衛隊帯広駐屯地史料館へと向かいますが、入口で尋ねたところ、

 

この日は担当者不在とのことで、史料館の見学は出来ませんでした(T_T)。

 

 

気を取り直して、自衛隊駐屯地近くのセコマで、朝ご飯を頂くことにしましょう。

 

今朝は北海道牛乳と「たっぷりナポリタンロール」で、200円ちょっとでした。

 

やっぱりセコマはいつでも、お金のないツーリングライダーの味方です\(^o^)/。

 

 

天気が回復してきたので、市街地を離れ、旧国鉄・広尾線の愛国駅へやって来ました。

 

「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで、1970年代に幸福駅と共に大ブームと

 

なった「愛国駅」なので、ゆっくり徒歩で周辺を散策していくことにします。

 

 

現在、駅舎は交通記念館内になっていますので、駅舎内を拝見させていただきます。

 

嬉しいことに見学は無料で、当時使用していた切符やパネル、懐かしの写真などが

 

展示されていました。これらを見るだけでも、愛国駅の往年を偲ぶことができます。

 

 

そして駅舎内にはたくさんのメッセージカードが貼られていて、今でも愛国駅を

 

たくさんの人たちが訪れて、それぞれの思いを書き残してくれています。

 

駅舎内の見学もほどほどに、駅のホームのほうへと歩いていきましょうか。

 

 

ホームに出ると、9600形蒸気機関車が、とても綺麗な状態で保存されていました。

 

9600形19671は、1972年まで追分機関区で活躍し、その後1975年に廃車になるまで

 

帯広機関区にて活躍、広尾線の「広尾線SLさよなら列車」も本機が牽引していました。

 


※Part20へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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