晴れマークの天気予報を信じて、日光市の今市市街地までやってきました。
下今市駅「SL展示館」や「日光市歴史民俗資料館・二宮尊徳記念館」を見学します。
その後は、日光市街地まで移動して、JR日光線の「日光駅」へとやってきました。
1912年(大正元年)に落成した2代目駅舎が、現在の建物のベースとなっています。
駅舎は、ネオ・ルネサンス様式のハーフティンバー様式木造洋風建築2階建てです。
長らく設計者は不明でしたが、当時の鉄道院技手の明石虎雄の設計と判明しました。
駅舎2階も見れるようなので、階段を上がれば、洋風の広く綺麗な部屋が現れました。
ここは、かつての一等車利用者用待合室で、「ホワイトルーム」と呼ばれています。
現在は駅ギャラリーとして公開していて、昔の駅の写真などが展示されていました。
日光駅の見学もほどほどに、続いては大谷川に架かる「神橋」へと移動します。
橋の手前に重要文化財の建物があり、「神橋庵」というお蕎麦屋さんになっています。
また、日光再興の恩人といわれる「慈眼大師南光坊天海像」像も建てられています。
「神橋」は、二荒山(男体山)をご神体としてまつる二荒山神社の建造物です。
日光山内の入り口にかかる木造朱塗りの美しい橋で、渡る場合は300円かかります。
勝道上人が日光山を開く際、山菅が生えて橋になったという伝説を持つ神聖な橋です。
橋は洪水で流れて1904年に再建されました。日本三大奇橋の1つに数えられています。
夜間はライトアップを実施していて、夜空の下に美しく映える神橋を見れるそうです。
今回は国道側から眺めただけですが、自分の足で神橋を渡ればご利益がありそうです。
次は中禅寺湖へと考えていたのですが、この先は怪しい雲がかかっていました。
晴天を期待してやってきたのに、雨に降られて景色も見えないのは悲しすぎです。
そこで急遽計画を変更し、R122へと道を変えて、足尾方面へと向かうことにします。
日光から足尾へは、総延長2,765 mという長い日足トンネルを抜けることになります。
このトンネルは4年半の歳月を費やし、総工費は65億円で1978年に開通しました。
ちなみに旧道である細尾峠は、つづら折れが続く車がすれ違えない程の狭隘道路です。
日光市の足尾地区へ抜けて、やってきたのが「古河掛水倶楽部」と言うスポットです。
ここは、古河鉱業が足尾銅山の隆盛期に、銅山を訪れる華族や政府高官を招いて、
接待や宿泊に使用した迎賓館です。大正初期に改築された建物は、洋風の外観です。
館内見学は500円ですが、写真撮影はNGなので、外観だけ掲載させていただきます。
内部は和洋それぞれの様式を用いた木造建築で、館内には大正13年製のピアノや、
国産第1号のビリヤード台が展示されていて、当時の華やかな様子が伺えます。
迎賓館以外にも、電話資料館や鉱石資料館などの展示もあるので、見ていきましょう。
こちらは社宅を利用した鉱石資料館で、足尾鉱山で採掘された黄銅鉱、黄鉄鉱、水晶等
主に、国内鉱石、海外鉱石で採掘された銅鉱石を中心に約200点を展示しています。
こちらもかつての社宅ですが、管理職の課長役社員が利用していた建物のようです。
内部も見学できるのですが、こちらも写真撮影はNGとのことで掲載できません。
足尾鉱業事務所の移転をきっかけに、所長や副所長などの役宅として建設されました。
こちらは所長役宅で、接客と居住部分が分かれた造りで、当時の最先端建築でした。
ほぼ建設当時の状態で現存しており、全国的に極めて珍しいとされています。
ちなみに隣接地に「足尾銅山記念館」を建設中で、2025年5月開館の予定だそうです。
「古河掛水倶楽部」の見学も済ませて、次は「銅親水公園」までバイクを走らせます。
松木川に沿って北上を続けると、やがて道は通行止めで、足尾砂防堰堤があります。
駐車場があるのでバイクを停めて、ここからは徒歩で「銅親水公園」へ向かいます。
※Part2へ続きます。
今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
【本日のルート】クリックするとGoogleMapが開きます。