福島あぶくまツーリング Part5 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

桜の花を追いかけて、福島県のあぶくまエリアをバイクで散策してきました。

 

富岡町から浜通りを南下して、広野町にあるホテルで1泊を過ごします。

 

翌朝も良い天気でしたので、昨日巡れなかったところも含めて回りましょう。

 

 

その前にこちらのホテルは1泊2食付きでしたので、朝食をいただいておきます。

 

昨晩は刺身定食だったのですが、今朝はバイキングで好きなおかずを取ります。

 

珈琲やジュースもサービスなので、おなか一杯いただいて出発となりました。

 

 

昨日見損ねたスポットを目指し、海岸線沿いの道を快適に北上していきます。

 

K391沿いに広い駐車場があったので、バイクを停めて高台へと上ってみました。

 

ウォーキングコースがあって、ここからは海岸線が続いているのがよく見れました。

 

 

本日最初のスポットは、楢葉町にある「天神岬スポーツ公園」という場所です。

 

キャンプ場や宿泊施設、レストラン、温泉などが完備した高台の公園です。

 

もちろんさくらの花もたくさんあって、見事に満開になっていました。

 

 

この公園も震災と原発事故の影響で、震災後数年間は営業を休止していました。

 

現在では住民の帰還がはじまり、遠方から観光目的で訪れる人たちも増えてきました。

 

展望台からは原子力発電所も見下ろすことができ、キャンプがしたくなります。

 

 

広大な芝生の公園は、子供たちが喜びそうな遊具もたくさん設置されていました。

 

サイクリング、ドッグラン、バーベキュー場などの設備も整備されています。

 

手ぶらで楽しめるバーベキューは大人気とのことで、これからの時期イイですね。

 

 

さらに、ここでは「天神原遺跡」が発見されたとのことで、案内板がありました。

 

約二千年前のの集団墓で、土器棺33基、土坑墓49基が見つかっています。

 

東日本最大の集団墓とされ、それまでの再葬とは別の葬法が取り入れられています。

 

 

天神岬を後にして、次はK391で富岡町へと向かいます。この道は空いていて快適です。

 

道は福島第二原子力発電所を迂回しますが、発電所の姿が遠くからも確認できます。

 

東日本大震災で起きた第一発電所事故を受けて、2019年に廃炉措置が決定しました。

 

 

やがて富岡漁港へとたどり着きましたので、プチ休憩をすることにしましょう。

 

こちらからも、先ほどの福島第二原子力発電所の姿を見ることが出来ました。

 

漁港より北側の海岸は、断崖絶壁が続いていて、これより道路は内陸を進みます。

 

 

そして次にやってきたのは、街中の「とみおかアーカイブ・ミュージアム」です。

 

2021年にオープンしたばかりで施設は綺麗で立派ながら、なんと入館は無料です。

 

富岡町は東日本大震災で、全町避難を余儀なくされるなど、災害の影響を受けました。

 

 

そんな災害の被害を後世に残すために、ここには関連資料が多数展示してあります。

 

住民へ避難を呼びかけた後、津波に巻き込まれて亡くなった2人の警察官がいました。

 

乗っていたパトカーをはじめとした震災遺産など約430点の資料を展示しています。

 


震災前の住民の生活の様子と比較しながら、どのような変化が起きたのかを伝えます。

 

こちらは避難所での生活場所を再現した展示で、被災者の暮らしぶりが伺えます。

 

 

 

 

また、3D映像と現実空間を組み合わせた「複合現実(MR)」設備がありました。

 

地震と津波で全壊したJR富岡駅などの震災遺構を疑似体験することができます。

 

その他、昭和20年から40年代の中央商店街の建物を再現した模型もありました。

 

 

災害関連以外でも、富岡町の成り立ちを伝える地域資料や解説が展示されています。

 

縄文時代のくらしや、岩城氏と相馬氏に揺れる富岡地域、発掘された軍事拠点、

夜の森開拓の歴史、近代農業の発展と灌漑施設、上手岡鉄山と棚倉藩士などです。

 

※Part6へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。


 

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