白河から南湖公園、昌建寺、五斗蒔田、延命地蔵尊などの桜の名所を巡ってきました。
本命と目されていた三春の滝桜は、想像を超える大渋滞で、残念ながら断念します。
そしてK144でさくら湖を後にして、三春町の「三春大神宮」へとやってきました。
ここは三春藩主秋田輝季が元禄2年(1689)に遷宮し、代々信仰されてきた神社です。
白馬像やたくさんの絵馬などが奉納され、秋祭りでは各町の山車がを練り歩きます。
たくさんの樅の木や楓が古くから植えられ、特に鎮守の森の秋の紅葉は見事です。
神垣山の頂上にあるため、シンメサマと呼ばれ、明治に三春大神宮と改称されました。
境内では秋田家重臣たちが奉納した絵馬と、伊東光運が作成した白馬像が見れます。
三春藩徳田研山の指導により、文久年間の稀代の名馬「養老」を模したとのことです。
昔から三春は馬の産地らしく、三春駒もあるので、馬にはゆかりが深い土地柄です。
こちらは参拝者が訪れる拝殿で、一間社流造りの本殿はこの裏手にあります。
紅葉の綺麗な期間中は、夜のライトアップも行われるみたいなので見てみたいですね。
神社のお参りも済ませて、続いては「三春町歴史民俗資料館」へと移動しました。
ここでは、中世以来の城下町として栄えてきた三春の文化遺産が紹介されています。
また、明治初頭の自由民権運動の発祥地として、民権家の関係資料を展示しています。
入館料が300円かかりますが、展示内容は興味深いものが多くありました。
ただし館内の撮影はNGでしたので、こちらのには館外の写真だけ掲載します。
ちなみに、資料館前のしだれ桜も、何気に立派で見ごたえがありましたよ。
三春の街にもたくさんの見所があるのですが、時間の関係で先へと進むことにします。
K300を東へと進めば、里山ののどかな風景が続き、快適にバイクを走らせます。
次に訪れたのは、屋形農村公園にある「屋形のお人形様」というスポットです。
公園内にある「屋形のお人形様」は、魔除けの神様で身の丈4メートルもあります。
顔は大鬼の形相で、なぎなたを持ち、両手を広げ、通せんぼのしぐさをしています。
屋形と朴橋、堀越の3ヵ所にあり、毎年4月に衣替えがおこなわれるそうです。
引き続きK113を東へと進み、次は「是哉寺地蔵桜」を見るために立ち寄ります。
是哉寺というお寺があるのかと思えば、桜の木の下にお地蔵さんが居るだけでした。
樹齢は460年と言われるエドヒガンザクラで、あたりに菜の花も咲いていました。
見事に枝を広げた力強さと、桜の花の優しいイメージが見事に融合している桜です。
桜の脇には駐車場も完備しているので、安心して訪れることが出来ます。
意外と見物の人は少なくて、じっくり眺めたり写真を撮るには良さそうです。
K113からR349へと道を変えて、次は「小沢の桜」へとやってきました。
祠と野仏、遠くには移ヶ岳が見渡せ、懐かしい古き良き日本の原風景が広がります。
映画「はつ恋」に「願いの桜」として登場し、最後のシーンがここで撮影されました。
まだ見頃ではなかったので、少し先の「小沢・宮のしだれ桜」へと移動しましょう。
桜の木は小高い御霊神社の境内にあり、しだれ桜の枝が大きく垂れさがっています。
それゆえ、道路上から花見をするには、頭上を見上げなくてはなりません。
神社の参道である階段を登って、本殿の前まで来ると、やっと目線の高さで見えます。
とても立派で素晴らしい桜の木なのですが、電線や家に囲まれているのが残念です。
どうしても綺麗に写真を撮ることが難しく、まさに撮影は腕の見せどころです。
小沢の桜の見学も終えて、田村市街(船引)よりR288へと道を変えることにします。
しばらく走ると、東部産業団地の整備予定地に、ものすごく大きな石が見えました。
造成工事で巨大な岩塊が次々出土し、工事費が当初の2倍超に跳ね上がったそうです。
※Part4へ続きます。
今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
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