寒い日が続きますが、天気は抜けるようなな青空なため、せろお君でお出かけします。
今回は栃木南部の穴場スポットを巡ることで、バッテリーの電圧維持もしましょう。
それではまず、歴史的遺跡が出土する佐野市北部の葛生エリアからスタートします。
K200沿いに佐野ラーメンの人気店「竹ノ屋」さんがあるので、最初に立ち寄ります。
こちらは地元の客さん率が高くて、昔ながらの佐野ラーメンが美味しいです。
あっさりとした中にもコクのあるスープと不揃いの手打ち麺がマッチしています。
早々とお昼ご飯を食べてしまったので、午後はゆっくりスポットを巡りましょう。
続いてやってきたのは、R293沿いにある「嘉多山公園」と言う場所です。
高台にある公園からは、葛生の街並みが一望出来て、とても気分が良いです。
石灰の採掘跡地につくられた公園で、春には約300本のソメイヨシノが咲き誇ります。
樹齢100年以上と推定される和白檀の林もあり、ウォーキングに向いた公園です。
また、公園を会場とした4月のさくらまつりや、8月の原人祭りなどがあります。
公園内には東武鉄道で活躍していた蒸気機関車が、保存展示されていました。
1915年にイギリスで製造された2B型テンダーで、通称ビーテンと呼ばれます。
当初は浅草から伊勢崎、太田から桐生などの区間を旅客用として走っていました。
東武佐野線でも貨物輸送を担い、1966年まで約50年もの間、活躍したそうです。
その後、東武鉄道から嘉多山公園へ寄贈されて、現在に至ると言います。
現在、このSLの空気圧縮機やブレーキ制御弁などは、SL大樹に引き継がれています。
公園の散策を終えて、次は葛生の街中にある「葛生伝承館」へと移動してみました。
残念ながら、訪問時に葛生伝承館は、展示替えのため休館(1/23~2/5)でした。
しかし建物右側の壁面に描かれた繊細なフレスコ画を見ることが出来ました。
伝承館の隣に「佐野市葛生化石館」という施設もあるので、そちらへ行ってみます。
敷地内に葛生地区の鉱山鉄道として活躍した「ガソリンカー」の展示がありました。
このあたりの豊富な石灰石を運搬するため、1962年に導入されたそうです。
さて引き続き「化石館」へと入場してみましょう。ちなみに入館料は無料でした。
入口のロビーでは、リアルな造形のティラノサイルスがお出迎えしてくれました。
ちなみに「5分経つと吠えます」とありましたが、全然吠えてくれませんでした。
展示室の様子ですが、とにかく化石の展示がたくさんあるのが特徴です。
また日々の生活になくてはならない石灰ですが、日本中の石灰石の標本が見れます。
化学組成などの詳しいデータが示されていて、地域によって色や質は様々です。
石灰岩地域では動物の骨なども一緒に流れ込むと、長い年月をかけて化石となります。
このようにしてできた化石ブロックが採掘されて、ここに展示されていました。
こちらは日本各地に生息していた、比較的小型のアケボノゾウの骨格標本です。
絶滅種である「ニッポンサイ」の全身骨格標本が、こちらには展示されていました。
日本サイの化石は少なく、かつ全身骨格の標本はほとんど産出例がないそうです。
この個体は、身体の大きさや骨の特徴から幼獣と考えられています。
剥製展示室には、各種動物の剥製が展示されており、生息地が再現されています。
オシドリやシカ、キツネ、リスなどの小動物や野鳥の展示がメインでした。
セットの出来が良いので、本当に森の中にいるような錯覚に陥ってしまいます。
「化石館」の見学もほどほどにして、R293で会沢峠を越えて鹿沼方面へ進みます。
途中からK37からK221へと道をつたって、「とちぎわんぱく公園」へやって来ました。
圏央道の壬生PA側の入口にある「蒸気機関車C58 5号機」を見学します。
C58は、国鉄の蒸気機関車で唯一の車軸配置2-6-2のプレーリーです。
5号機は1938年に汽車製造が作った初期車で、品川、千葉、高崎などで働きました。
一桁のC58は、京都鉄道博物館の1号機以外ではこの5号機のみだそうです。
※Part2へ続きます。
今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
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