関東5県境巡り Part1 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

冬本番となって、山岳エリアのツーリングは出来なくなってしまいました。

 

そこで今回は、東京と神奈川を除く関東5県を巡る旅にチャレンジです。

 

下記のエリアが5県境が入り組む場所で、そちらへ向かってみます。

 


 

栃木県栃木市の渡良瀬遊水地から、K9およびR354で2県目の茨城県へ入ります。

 

国道沿いに大きな牛乳工場と、牧場風の敷地に牛のフィギュアが見えてきました。

 

トモヱ乳業株式会社の本社工場で、牛乳博物館を開設しているみたいです。

 

 

残念ながら見学には事前の予約が必要とのことで、今回は外から眺めるだけです。

 

敷地内にヘリコプターが設置してあるのですが、なぜなのか気になりますね。

 

理由は社長がヘリコプター好きで、つくば航空という会社も展開しているそうです。

 

 

そして工場近くの向堀川に架かる思案橋沿いに「静御前之像」が設置されていました。


歴史好きなトモヱ乳業初代社長が、創業50周年を記念して2007年に建てたそうです。

 

1185年、兄頼朝に疎まれた義経は京から逃走、その途中、吉野で静御前と別れました。

 


静御前は捕らえられ、鎌倉で産んだ義経の子を殺され、京に帰されます。

 

義経は平泉に逃れますが、身を寄せた奥州藤原氏の軍勢に急襲されて自害しました。

 

静御前は義経を追い、思案橋まで来ますが、平泉に向かうか戻るか悩んだそうです。

 

 

そんな歴史を振り返りながら、国道をさらに南東へと進み、境町へたどり着きます。

 

利根川沿いに川船が出ている「境河岸」があるので、ちょっと立ち寄ってみます。

 

利根川の境河岸から、対岸である江戸川の関宿水閘門を川船が結びます。

 

 

江戸と東北を結んだ利根川水運で銚子、佐原、木下と並んで拠点だった境河岸です。

 

水上運搬全盛期、江戸川の入口の境河岸は、川船の出入りで大いに賑わっていました。

 

ちなみに今日は運行してないようで、高瀬舟さかい丸は川岸に陸揚げされていました。

 

 

続いて国道沿いにある「道の駅 さかい」へと立ち寄ることにしました。

 

ここは沖縄県国頭村にある「道の駅ゆいゆい国頭」と友好交流協定を結んでいます。

 

ゆえに沖縄の物産や軽食を提供する「沖縄県国頭村公設市場」が併設しています。

 

 

江戸時代に栄えた河岸周辺の風景をイメージし、建物は蔵造り風となっていました。

 

レストラン「クイナ境店」でソーキそばやブルーシールアイスなどを提供しています。

 

お土産品も、ご当地ものはもちろんのこと、沖縄ゆかりの品もいろいろあります。

 

 

道の駅を後にして、K17へと道を変え、いよいよ3県目の千葉県へと突入します。

 

境大橋で利根川を渡れば、千葉県野田市となるので、近くを散策しましょう。

 

ちょうど「関宿にこにこ水辺公園」があるので、バイクを停めて歩くことにします。
 

 

ここには関宿城を模した「関宿城博物館」があり、シンボル的存在になっています。

 

残念ながら、訪れたのが年末年始のため、博物館の営業はしていませんでした。

 

ちなみに12月から1月14日まで、関宿城百景写真展が開催だそうです。

 

 

1995年開館ですが、天守閣部分は古記録に基づいて忠実に外観を再現したそうです。

 

天守閣部分は層4階建てで、最上階の展望室からは利根川・江戸川を見下ろします。

 

また、筑波山・日光連山・富士山など関東平野を取り巻く山並みを遠望できます。

 

 

資料館は県が効出来ませんでしたが、あたりを徒歩で散策してみることにします。

 

水辺公園から橋を渡ると、中の島公園へと行けるので、そちらへ行ってみましょう。

 

橋を渡ると公園内に「旧総武鉄道江戸川橋梁」の一部が保存設置されていました。

 

 

大正15年、江戸川から撤去され、3連のうち1連だけが人道橋として移築されました。

 

この公園は利根川と江戸川の合流点に突き出た感じで位置しています。

 

その江戸川のほうへ歩いていくと、関宿水閘門の姿が見えてきました。

 

 

利根川から江戸川へ入る水量を調整するのが「関宿水門」と呼ばれます。

 

そして船の運航のために水位を調整するのが併設している「関宿閘門」となります。

 

その総称が関宿水閘門で、土木学会推奨土木遺産にも選定されています。

 

 

利根川の改修工事には、トロッコや蒸気機関車で土を運搬したそうです。

 

中の島公園内には、そのときのトロッコレールで作られた藤棚がありました。

 

改修工事の完成を記念して昭和6年に設置された大成碑も見ることが出来ます。

 


※Part2へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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