北海道上陸5日目の朝は、北見市街のホテルで目が覚めました。
朝食付きのプランでしたので、シャワーを浴びてレストランへ降りていきます。
バイキング形式の食事をいただき、北海道産のヨーグルトも食べて出発します。
台風7が北海道の日本海側に最接近らしいので、朝から風が強めに吹いていました。
それでも、北見市街は青空も覗いてきたので、徐々に回復してくるかと思います。
雨あがりで路面も濡れているので、市街にある「北見SL広場」へとやってきました。
SL広場には、蒸気機関車2両と貨車移動機1両が静態保存されています。
ここは、旧国鉄の石北線が地上を走っていた時の線路の跡地です。
現在のJR石北線は公園の地下にあるトンネル内を通っています。
D51形蒸気機関車「デゴイチ」は、高性能で急行用に1115台も製造されました。
C58形式蒸気機関車はローカル線の客貨両用機関車として427両製造されます。
DB12型貨車移動機は駅構内での貨車移動に使われたものです。
続いて、北見市街の「ピアソン記念館」へとやってきました。
大正時代に宣教活動に従事したアメリカ人宣教師夫妻を記念した資料館です。
もとはジョージ・ペック・ピアソンとアイダ・ゲップ・ピアソンの私邸です。
木造2階建の西洋館で、建築技師のウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計だそうです。
上下に開閉する大きな窓が特徴の北見市最古の洋館として知られています。
ヴォーリズが設計した日本最北の建築物を保存するという機能をもっています。
北見市が管理している建物で、入館料は嬉しいことに無料でした(^^)V。
ピアソン夫妻の遺品などが多数展示されている1階はから見学していきます。
オルガンや机に椅子など、ひとつひとつの調度品が歴史を感じさせてくれます。
1階の見学を終えて、木造の急な階段を登って2階へと行ってみましょう。
2階は姉妹都市のエリザベス市(アメリカ合衆国)の資料が展示されています。
ピアソン夫妻とゆかりのあった人々の写真や説明がいくつもありました。
1996年に北見市指定文化財に、2001年には北海道遺産に選定されました。
MISIAのシングル「恋は終わらないずっと」のPVは、ここで撮影されたそうです。
開館時間は9:30から16:30で、休館日は月曜日、祝日の翌日です。
路面も乾いてきたようですので、D27で北見市街を抜けて、D50を西へ走ります。
晴れてきたのですが、風が強いので、気圧の谷に居るのかと思われます。
訓子府の町まで来たので、まずは旧訓子府駅にも立ち寄ってみました。
そして市街地にある「くんねっぷ歴史館」を見学することにしましょう。
ここでは、まちの歴史・生活・文化などに関する資料を展示・保存しています。
入館無料ですが、利用の場合は、町役場に電話するように書かれていました。
たまたまなのか、受付には係の人がいたので、すぐに見学させていただきました。
1階の展示室に入ると、資料館ではお約束のクマのはく製がお迎えしてくれます。
また、廃止になった銀河鉄道関連の資料も、いくつか展示されていました。
2階の扉が閉まっていたので、見学できないかうかがうと、OKとのことでした。
空調が入っていなかったので、少々暑いですが、貸し切りで見ることが出来ます。
こちらは囲炉裏の部屋を再現した空間で、座敷に上がって座ることもできます。
訓子府固有の文化ではありませんが、昭和の懐かしいグッズが展示されています。
昔の駄菓子屋を再現した空間には、古めかしいレジスターも置いてありました。
少年マガジンの表紙が、軍人の絵になっていて、時代を感じさせます。
こちらは、昭和の一般家庭の部屋を再現し、娯楽品を展示しています。
テレビやレコードプレイヤー、時計など、レトロな製品が所狭しと並びます。
ちょっとくつろぎながら、じっくり見学させてもらいました。
こちらは昭和の音響機器と、たくさんのレコードが展示されていました。
レコード盤などは、手に取って見ることが出来るので、より一層楽しめます。
右下は昔のカラオケ装置ですが、カセットを入れ替えて曲を選びます。
※Part16へ続きます。
今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
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