静岡浜松ツーリング Part5 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

静岡市を出発して、難所である大崩海岸を無事にクリア、焼津市内で見どころを散策して、吉田町の小山城へと登山しました。予想外のバイク転倒に見舞われましたが、何とか気を取り直してR150を南下していきます。御前崎まではもう少しで到着します。

途中から国道を離れて、県道357号にて御前崎方面へ向かいます。マリンパーク 御前崎を通り過ぎれば、道は西へと向きを変えるのですが、ここで風が一段と強く吹いてきました。そして御前崎灯台の駐車場へたどり着きます。強風で転倒しないように、注意深くバイクを停めます。

灯台まではまたもや急な階段を登ることになります。しかも今度は強風に煽られながらの登山です。階段途中の展望所からは、太平洋の雄大な景色が太陽の光に照らされて、キラキラ輝いています。しかしあまりの強風に、長居することはままなりません。

1874年、イギリス人技師の監督のもとに誕生した白亜の洋式灯台です。日本の灯台50選に選ばれているほか、歴史的・文化的価値の高さから、「Aランクの保存灯台」に指定されています。あまりの風の強さに髪の毛ぐしゃぐしゃで、記念撮影を出来る状況ではありませんでした(^^;。

灯台から坂道を歩いておりて、再びバイクで海沿いのサンロードを西へと走ります。本来ならばシーサイドの美しい景色を楽しめるのですが、風が強すぎて走行に危険が伴うので、1本内陸側の道を進むことにしました。航空自衛隊の御前崎分屯基地を横目に見ながら進みます。

そしてちょっと変わったスポットに立ち寄ってみました。「猫塚」と呼ばれる場所で、猫が乗った石でできた塚が見られます。昔この地にあった偏照院の住職が難破船から陸に辿り着いた子猫を助けましたが、大ねずみが旅僧に化けてやってきた際にこの猫が退治してくれたという伝説が残っています。

海岸線の風を避けながら西へと進めば、やがてR150へと合流しました。次は「浜岡原子力館」へ行ってみますが、これまた休館日で見学できませんでした。その直後に交差点で大きな鳥居を発見したので、脇道へと逸れて鳥居まで進んでみました。どうやら桜ヶ池の大鳥居らしいので、桜ヶ池の神社へと立ち寄っていくことにします。

桜ヶ池公園の駐車場へバイクを停めて、池宮神社を見学していきましょう。真っ赤で綺麗な神社拝殿内や資料館には、歴史的価値の高い書などが展示されています。慶喜の警護役で初代県知事を務めた関口隆吉の父が同神社と縁があり、慶喜が1868年に奉納したと伝えられています。平成28年11月25日に御前崎市有形文化財に指定されました。

神社の奥にたたずむ桜ヶ池ですが、標高四十メートル、小高い山の上にあります。東西北の三方を原生林に囲まれ、深い緑色の水をたたえる神秘的な池です。二万年前、丘陵の谷を砂がせきとめ、そこに涌いた水が池となって現在に至ります。ちなみにここには龍の伝説があります。

桜ヶ池公園を後にして、県道372を西へと進み高松神社へと立ち寄ります。ここは千三百年の歴史を刻む熊野三山「新宮」にあたる遠州の神社です。高台に建っているので、海側の眺めが素晴らしです。本来は長い階段を登ってくるのですが、ズルして裏道からバイクで登りました。

そして次は「黒田家代官屋敷資料館」へとやってきました。黒田家住宅は、徳川家旗本で、この地域を領地とした本多助久の代官となった黒田家が築いた屋敷です。屋敷内は、入り口となる東南の一角を除いて周囲を濠で囲まれています。主屋と長屋門、米蔵と東蔵が重要文化財に指定されています。

このあたりには貝ヶ沢池やら小笠池といった池が点在しているので巡ってみましたが、特筆すべきスポットではありませんでした。途中に「風吹トンネルの由来」なる看板があって、気になったので見てみます。掛川市の採石場付近に合併前の旧大東町とを結んでいた廃トンネルがあるのですが、その建設経緯などが書いてありました。

風が強くて寒いので、途中にあったコンビニでコーヒーブレイクします。そして少々早めでしたが、本日の宿である「ホテル玄 浜松インター」へとチェックインしました。綺麗なホテルで、コンビニも近いので便利です。今日も良く走りましたので、かなり疲れました。

もちろん暖かいお風呂に入って、サワーで疲れを癒します。御前崎は風が強くて、海岸線を走れなかったですが、天気は良かったので景色は十分楽しめました。明日も元気出して、浜松エリアを走り回りましょう!今日はここで就寝となりました。

またお会いしましょう!おやすみなさい(^^)。

※Part6へと続きます。

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