こんにちは。美建の黒木です。
今日は、お客様から聞かれた事について、私なりの考えを書きます。
あるお客様が聞いてきました。
『黒木さん、入居者からお化けが出ると言われたんだけど、心理的瑕疵になるのかな?』
法律的に言えば、実証できない現象は心理的瑕疵と証明する事は難しいです。ずっとそこに出ていつづけてくれれば、何かしら、実証できるかも知れませんが、出るか出ないか、わからない物に心理的瑕疵だと言う事はできません。
しかし、事件事故があったのであれば、話しは別ですが、今回の趣旨とは違うので、割愛します。
ここからが、私の見解ですが、入居者様がその現象に悩まされているのであれば、引っ越しのお手伝いくらいはしてあげれば良いと考えます。
理由は大きく分けて2つ
1.お化けがでると噂される
2.最終的に空き家になる
1.の理由は、もし、自分が住んでいる部屋にお化けが出て、心身共に疲労していれば、回りの人は心配します。その時に、悩みを言います。お寺さんや神社さんを紹介されて、現地が物々しくなれば、更に噂は加速します。人の口に戸は建てられません。
2.の理由は、お化けが理由で悩んでいた場合、いつまでも住み続けている事じたい困難です。出るのが早いか遅いかの違いはありますが、遅くなれば1.の状況がひどくなります。
どうせ、直ぐに埋まりますし、大家さんは痛手がないので、お化けが出る部屋は引っ越しのお手伝いとして、敷金返金くらいはしても良いと思います。
私も、浜松に引っ越した時に小学2年の息子が誰もいない部屋を見て『あ、手を振った』って言いました。私は見たことないですが、見える人には見えるんだなぁと感心しました。
勿論、その部屋に足を踏み入れる事はなくなりました。3LDKでしたが、実質2LDKになってしまった訳です。
それから、病気になったり、事故にあったり、散々な日々になっていきました。引っ越ししようとお金を貯めると、ちょうど貯まりそうなタイミングで100万単位の出費になる訳です。
しかも、学校の先生がやる気がなく、高校受験は私立さえも受けるところがありませんでした。
お願いしても、願書すら出さないと言った感じで、何のために塾とか行かせてたかわからない状況になりました。
そうなった時に、やはり、無理してでもここから引っ越ししなくてはと思い、引っ越しました。
引っ越ししたら、何もかもが、嘘のように好転していきました。息子も念願の大学、しかも法学部に受かり、就職も決まりました。
自分の経験から、やはり、合わない人は不幸になってしまいます。そのマンションの部屋は、決まっても直ぐに空き家になります。何組も入れ替わっています。
勿論、実証できないので大家さんは悪くないですが、私は関わりたくないな〜と言う感想です。