こんにちは。美建の黒木です。

今回は、仲の良い不動産会社の社長さんから聞いたトラブルから、私なりの考えを書きたいと思います。

皆さんの税金(固定資産税や都市計画税)の起算日はいつか、知っていますか?

実は、曖昧です。場所によって違います。

業法でも、曖昧です。だから、民法が適用されて、話し合いで決めてるんです。

関西方面は4月1日が起算日で、関東方面は1月1日が起算日と言われます。


我々の会社は、その中心あたりにあり、どっちやねんってなります。


浜松市内に在住のお客様だと、4月1日で良いんですが、親が東京、本社が東京、の場合だと、1月1日にするって言われます。


ここからが本題です。投資不動産では、入居者付きで不動産売買します。と、いうことは、売主様は、入居者様から敷金を預かっている事が多いです。売却する場合は一旦、入居者様へ返金し、再度買主様が敷金を預かるという、何とも言葉で表すのが難しい作業が発生します。なので、分かりやすくする為に投資不動産で敷金を持ち回りで、と条件提示します。


持ち回りとは、敷金を売買金額から差し引きし、次の人へ引き継ぐ事を言います。東京方面では。


関西方面の持ち回りとは、敷金の精算をしないで引き渡す事を言います。


これ、やばくないですか?慣習の違いで数百万消えるんです。


なので、この話しを聞いてからは、持ち回りと言われた瞬間に、『要するに、敷金の精算を行うと言う事でしょうか?』と確認しています。


こう言う事は是非全国統一にして欲しいものです。

関西と関東の狭間で、嘆いてみました。