こんにちは。美建の黒木です。
今日は、え?そうなの?みたいな話しです。
皆さんは、他人が通路として、自分の土地を勝手に通行している人がいたら、怒りますか?
囲繞地(イニョウチ)通行権は、対象地を囲んでいる土地の所有者は、囲んだ土地への出入りを許可しないといけません。でないと、家や土地の管理が全くできなくなるからです。
不動産業務をしていると、意外とある囲繞地。
しかも、通行出来なくされている土地が、多いです。
それは、そうですよね。自分の庭が通り道なんて嫌ですし、人が勝手に通るなんて、良いと思われる人は少ないでしょう。
あるお客様からの相談です。
『ある日、突然、道が無くなってしまった』
話しだけでは、解答しようが無いので、詳しく調べてみたら、以前は車がやっと通る道があったのに、ブロックで塞がれてしまってました。
奥に5軒以上あるのにです。
皆さんは、ブロック塀で通れないので、車は諦めて、塞がれたところとは別に、人の庭を通って出入りする他ありませんでした。
ギリギリの通路は囲繞地通行権で確保できましたが、車は入っていけなくなりました。結果、奥の人達の資産価値は激減してしまいました。
もし、皆さんも、自分達の家の入り口が1箇所しかないのであれば、通れるうちに、入り口部分を調べましょう!そして、万が一、入り口部分が公のものでない場合は、直ぐに行動に移りましょう。入り口部分の所有者が相続等で移転する前に。
位置指定が取れれば、ベストですが、取れない場合は、書面で約束しましょう。できれば、公正証書で。費用はそれほど掛かりませんよ。たかだか、数万程度です。ある日突然、道が無くなったり、橋が無くなってしまう前に。