トベです。

さてさて、僕がクラスで唱えている「オーム」って一体なんだろう?


恐らく気になっている生徒さんもいると思うので、

ちょっとだけ説明したいと思います。


オームはインドをはじめとするヒンズー教、バラモン教、

またチベットのラマ教で、最も大切なマントラ(真言)とされるものです。


それは、全てを含むもの、完全で大いなる意識、振動の始まり。  


アルファベットでは「OM」や「AUM」と表記されることがあり、

Aは最初に出る音、創造神ブラフマーを表し、Uは中間の音、

この世を維持しているヴィシュヌ神を意味し、

Mは最後の音、シヴァ神を意味します。

それは「始まりから終わり」を伝えながらその中にある

「永遠な真理」を意味しています。


私たちの肉体も、小さく小さく突き詰めていけば

全て振動で出来上がっています。

ヨガのクラスの最初に「オーム」を唱えるのは

身体にその振動を与え、日頃からバランスを崩しているであろう

肉体という振動を調整するのです。


ある意味、クラスでアーサナ(ポーズ)をとるよりも大切な時間です。


最初と最後に「オーム」を唱えないクラスは、

インドのヨギたちに言わせると「オーム」を唱えないクラスは、

ヨガとは言えないのかもしれませんね。  


「オーム」を唱えることに抵抗があるような生徒さんを

時々見受けることがあります。

「シャンティ」だけは聞こえてきたりするんですけどねw 


それは恐らく「オーム」は何か怪しいものという以前あった事件などの印象が、

いまだに思考のクセとなっているのでしょう。これは怪しいんだ!ってね。

そんな思い込みのクセから離れられるといいですね。


それから離れられると、またいろんな意味での

いい影響へと繋がっていくことでしょう。



クラスの最初と最後にオームを唱える時に、

是非その響きをそのまま身体で感じてみて下さい。

その響きの質が、最初と最後では

全く違うことに気づくことができるでしょう。

OM.