日曜日の朝、サンデーモーニングという

ニュース番組を観ることがある。

他の様々な民放ニュース番組よりも、

海外ニュースが多いのが好きな理由です。


今朝のサンデーモーニングでは、久々に

ミャンマー民主化運動指導者アウンサン・スーチー氏の

姿を見ることができた。

元気そうな姿に安心したと同時に、

いまだ続いているミャンマーの軍事政権の

ことを思いだすこととなった。



15年前、

僕はスーチー氏の家を訪れたことがある。

家の前には、数人の兵士が

ライフルを持って立っている。

もちろんスーチー氏を守っているのではなく、

軟禁しているわけで。


僕は彼女に会えるどころか、門の前で

10秒も足を止めることもできず、

食べ物に付くハエの様に

追い払われることとなりました。


その僕が訪れた何年も前から、

彼女は軟禁されている。

それがいまだに続いているのです。


その後、ミャンマーのシャン州にある村で

僕は僧侶だった時期があり、

その時、州軍隊の将軍夫人も、

僕に布施をしに来たことがあります。

全く傲慢ではなく、普通の信心深い方でした。


何が人を当然のように間違った方向に向けてしまうのか、。


ミャンマーの軍事政権がおかしいと思う僕自身も

間違っている可能性があるのか、。


実際に村の人たちに話を聞いてみると、

民主化を公言するのは危険にしろ、

今の政府がいいという意見が意外と多い。


すべては同じ人間がやっていること。


難しい。