[レスラー]という映画を見に行きました。

誰の心の中にも、もちろん僕の心の中にもいつも考えとしてある、自分の一番輝ける場所、いるべき場所はどこだ?というもの。そういった一人の人間の迷いと、また弱さを見事に表した映画でした。

主演を久々につとめたミッキーロークは、以前からの整形の失敗、ボクシングでの八百長問題、そして急激な人気の低迷など、自分の実際の30代後半ぐらいから今日までの迷える人生体験から、実に引き込まれる素晴らしい演技を見せてくれていた。

監督が周囲の反対をよそに、ミッキーロークをこの映画の主役にしたかった意味が、観たら完全にわかっちゃいます。
凄い存在感ですよ!

全く低予算でほとんど宣伝もしていなかったこの映画は、ヨーロッパで賞を取った時には、まだ上映できる映画館さえ本国アメリカでは決まってなかったという話です。


この映画の雰囲気、簡単に言えば[タクシードライバー]と[ロッキー1]を混ぜたような感じですが、細かなカメラワークなど、イギリスのケンローチを彷彿させるような[地味な迫力]で、非常に身近な事として観ている者にとらえさせる。

また映画の中で懐かしい80年代のハードロックがバンバンかかるのです!
高校時代、バンドを組んでハードロックで遊んでいた僕にとっては、大サービスな映画でした!


一見、男性向け映画のような感じに思われそうですが、全く女性も響く映画だと思います。

是非観てみてください。心に何かが入りますよ!

ではそろそろ吉祥寺のヨガレッスンの準備です。 行ってまいります!