今週に入って4本の映画DVDを観た。

その中で一番面白かったのが「12人の怒れる男」。

1957年のアメリカ映画を去年リメイクしたロシア映画。


話の流れとしては、

チェチェン人の少年がロシア人の養父を殺害した罪で裁判にかけられる。

目撃者もあり、容疑は明白。

さまざまな分野から任意に選ばれた陪審員たちも

審議はかんたんに終わると思われたが――。

それでも良心を持ち合わせた陪審員の異議から

圧倒的な有罪支持派の11人が論議を尽くし、

次第にそれぞれの生活、偏見、予見が浮き彫りになっていく。

はたしてその中で、審議の結果はどうなっていくのかと、、。


この映画では、 人が人を裁く事の難しさ、

周りに流されることなく、真実を追究していく勇気を持つことの大切さ、

その問題の本質を、最後に客観的に見れることの必要性。

そんなことを深く考えさせられます。


来週から日本も遂に、裁判員制度が始まる。

この僕でさえ、裁判員として選ばれ、

法廷に行く可能性が全くゼロというわけではない。

万が一選ばれたら、無実の人を有罪にだけはしたくないなーと

あたりまえに思ってしまいます。

でも、そう思うこと自体すでに頭がニュートラルの状態ではないんだろうけど、、。

とにかくこの映画観てみてください。 オススメです!