G8.洞爺湖サミットが始まった。  相変わらずの我らが福田首相の目の泳ぎっぷりに吹きだしそうになる。  今回のサミットのテーマはもちろん地球温暖化問題と環境変化と人口増加による食料危機問題。  昨夜の夕食会談では、各国首脳達が将来的な食料不足などの問題を話し合いながら、乱獲されているチョウザメのキャビアをはじめ、超豪華なディナーを楽しまれたらしい。こういう時こそ、将来的に予測される食卓のシュミレーションの品を食べてみたりしたらいいのでは? と思うんだけど、、。
昨日は七夕ということもあって、それぞれ首脳達が短冊に願い事を書き込んだようだ。  そのほとんどが、今回のテーマである地球温暖化問題にそった内容で、「人類の未来のために環境を取り戻す」、「私達の子供のために美しく豊かな地球を」など、なるほどもっともだ!と思わせる内容。
でも違うと思うんです。これじゃダメです。 以前アル.ゴア元副大統領の[不都合な真実]の中の発言に対して、このブログでコメントしたことがあるけど、「人類の未来」とか「私達の子供のため」とか、頭の中が完全に人類至上主義なっているのです。 その結果が今の地球の状況を作ったというのに、、。
昨日DVDで[アース]という地球環境をテーマにしたドキュメンタリー映画を観た。  北極や赤道などの壮大な風景が映し出される、とても美しい映像の映画でした。  自分も本当にこの映像と同じ星に住んでいるのか?と思うほど圧倒的なスケールの、荘厳な自然の映像が繰り広げられていた。
その中にシロクマやゾウ、クジラなどの動物が出てくるのですが、それぞれの生きものが、人間の影響によるリスクを背負って生きているのです。  ゾウは土地の砂漠化のから、水場となる場所が減少し移動距離が年々長くなり、乾いて死んでいく。  シロクマも温暖化の影響で北極の海に氷が張る季節が短くなり、4ヶ月間の冬眠明けも瞬く間に氷の陸が無くなって、ろくな狩りもできず、飢え死にするか、陸が無くなるため溺れて死んでいく。 あとわずか22年で地球からシロクマは姿を消すらしい。
今日2日目のサミット。 今回はG8以外に、温暖化効果ガス排出量2位、3位(もちろん1位はアメリカ)の中国とインドも参加している。  愛想笑いの握手ばかりでなく、自分たちの利益ばかりでなく、、たかがシロクマと思わず真剣に地球のことを考えてくれないだろうか。 キャビア美味いって言ってる場合じゃねーよ。