雨だ、、。
午前中から、マイケルウィンターボトム監督[グアンタナモ、僕達が見た真実]を観た。
イギリスに住むパキスタン人3人が、結婚式に出席するために母国パキスタンに行き、そこでタリバン兵と間違えられ捕えられ、3年半の間キューバのグアンタナモにあるアメリカ軍の軍事収容所に不当に入れられていたという話だ。
今でも約500人が収容されており、そのうち証拠があり起訴されたのは、わずか10人。
残りは主人公たちのように冤罪の可能性がある。
[インディスワールド]や[ひかりのまち]などの傑作から、[CODE46]などのごくフツーな作品まで、当り外れの激しい監督だが、この映画は良かった。
以前、旅の途中に滞在していた、パキスタンのクエッタの乾いた街の風景など、懐かしく楽しめた!
ただ、この映画を観て思ったことは、アメリカとは本当に怖い国だということ。 この世界を自分たちの描いたイメージにするためには、どんな手段もおくさない。
真実のストーリーというこの映画に、どれほど信憑性があるかを確認することは難しいが、 [9.11ボーイングを捜せ]のDVDにある証拠映像や証言から、9.11同時多発のこの事件が、アメリカ政府の起こした策略だったということは、既にほとんど疑う余地がないことから、この映画の内容も真実と思って間違えないだろう。
これらのアメリカが起こした事件の結果から、彼らは描いていたイメージ通りに、フセインを悪人とクローズアップし、在りもしなかった核を保有しているとぬれぎぬを着せ、戦争をしかけ、その結果以前から欲しかったイラクの油田を、アメリカの手配下に置くことに成功している。
油田さえあればイラクでなくてもよかったはずだ。 げんに、北朝鮮には油田が無いため、核保有を公言したにもかかわらず、アメリカが進行する気配は無い。
数年前、沖縄にある大学のキャンパスに米軍のヘリコプターが墜落した時も、日本側は警察の現場検証さえすることを許されず、完全に立入り禁止!
それについて建て前だけの抗議を行っただけで、すんなり手を引いた日本政府。
公に4ヶ所(5ヶ所?)ものアメリカ軍事基地がある日本。
イラクなどと並び、世界で最もアメリカにコントロールされている国。
ふーっ、そう感じるのです。