シンガーソングライターで
妹の晴子が
12月10日に結婚しました。
タイトルにも書きましたが、
妹は、僕が世界で一番幸せになって欲しい人です。
母はもうすでに自分で勝手に幸せそうにしているし、
つ、妻は僕が幸せにするし…照
だから晴子は、
僕にとって世界で一番幸せになって欲しい人なんです。
晴子は昔からわがままで
一番ひどいときは中学生くらいの頃で、
冷蔵庫を開けるなり
「なんでヨーグルトがねーんだよっ！！」
と母に怒鳴り散らしていました。
末っ子長女なので
内田家のプリンセス状態。
僕も兄も怒るに怒れず、
手を焼いていました。
また、20歳になって母と同じ
代理店の仕事を始めたときも、
ビジネスパートナーが
身内なのをいいことに、
仕事とは思えぬわがまま放題。
傍目から見て、どうなの？と
兄として眉をしかめるときもありました。
そんなふうに妹をわがままで辛い経験をしていない、ぬるま湯人生と見ていたある日、
メキキの会の研修で
家族との関係を見直す機会がありました。
研修の中で、
昔のことを思い出しました。
うちの両親は、僕が小学5年生の頃、
夜働いていて家にいませんでした。
僕は親がいないのをいいことに
夜遊びを始めました。
兄は親がいようがいまいが
野球の練習をしていました。
そんな中、妹は毎晩泣いていました。
僕と兄は、毎晩泣く妹の口を塞いで、
泣き止ませようと必死でした。
「父と母の人生は間違っていない。」
それを証明したいあまり、
近所に妹の泣き声を聞かせたくなかったのです。
当時まだ小学2年生。
さぞかし寂しかったことでしょう。
そのことを思い出し、
晴子に一言謝ろうと、その研修の夜に電話をしました。
「晴子？いや、今研修に出ててさ、晴子は何やってんの？」
「晴子は今地元のファミレスにいて、目標設定と行動計画立ててるよ。
私、家だとサボっちゃうから。」
時間はもう0時を回っていた。
晴子はまだ20歳。
同級生はまだキャピキャピ合コンだお洋服だって若さを謳歌しているだろうに…。
晴子はがんばってたんだ…。
「晴子、お前いつも頑張ってるよな。気づいてやれなくてごめんな。晴子なら絶対結果出るから！俺ずっと応援してるからな！」
と泣きながら晴子に伝えました。
晴子も
「裕士兄ちゃん、泣かせないでよ。
夜中のファミレスで1人で泣くのキツいんだけど…涙」
と、泣きながら言っていました。
その日から、僕と晴子の関係は変わったように思えます。
そんな晴子の結婚式。
僕は晴子のメイクをしました。
旦那さんの雄史が
晴子に内緒でピアノを練習して、
「糸」を弾きながら唄いました。
ピアノは下手だわ歌も下手だわ、
泣いて歌えなくなるわ、でしたが、
一歩たりとも辞めようとしない前を向いた姿勢で歌う
「縦の糸はあなた。横の糸は私。」
のところで涙が出ました。
「こいつになら妹を任せてもいいかな。」
と本気で思えました。
生まれて初めて、
僕に弟ができました。
晴子の生い立ち映像には
家族全員号泣でした。
意外にも、いつも飄々としている
親父がぐしゃぐしゃにむせび泣いていました。
あんな映像、
娘に見せられたら、
僕なら嬉し死にする自信があります。
それほどに、晴子は家族の愛に飢えていたし、家族の愛の力を知っていたのでしょうね。
この人も泣いていました。
この人も泣いていました。
夢のようなワンショット。
おばあちゃんやいとこや
家族や仲間のみんなで。
和装も大好評でした。
晴子、おめでとう。
ずっとお幸せにね♫
身内のことばかり書くのは気が引ける想いもあるのですが、
それでも僕は書き続けます。
そういう家族、そういう兄妹がいるってことを多くの人に知って欲しいから。
今、あまりしゃべらない兄妹も増えてきているそうです。
親子に至ってはもっと多いでしょう。
家族同士のイザコザや時には残酷な事件すらある現代。
絆を感じる兄妹の話や、
絆を感じる親子の話は
そこら中にどんどんあふれるべだと思うんです。
だから伝えています。
「うちも仲いいよ！」
っていう親子や兄弟は
ジャンジャン書きましょうね！
リア充万歳です！
※リア充=リアルに充実している人のことを指すそうです笑