美塾プロが終わって
みながそれぞれ歩き始めました。
今日が初めての教室だった
大阪の貞さんから報告のメールをいただきました。
貞さんは通称「サダねぇ」と呼ばれている
文字通りwestチームのお姉さん的存在。
みんなに頼られ、
チームを引っ張る関西の
精神的支柱です。
その彼女が卒業のときに
「実はこの半年かなりギリギリでした。
宿題もいっぱいいっぱいで・・・」
と涙を流しながらそう話したのです。
そこに自分を追いやり、
大きな成果を獲得したサダねぇ。
おめでとう。
もう、手には宿っていますよ。
□
茂木健一郎氏の
「化粧する脳」
で立証されているように
メイク、化粧
というものは女性に大きな大きな影響を与えています。
本来ならここで
>ではどんな影響を女性に与えるべきか?
という話になるはずですが
なぜかならないで今日まで来たのではないでしょうか?
プロフェッショナルは
その専門知識や卓越した感性や豊富な経験を元に、
それ以外の人たちを
進むべき方向へ先導していく義務があるように思います。
auのインフォバーをデザインした深澤直人氏が
本に書いていました。
「デザインというのは正解が決まっていてそれを表現することは
そんなに難しいことではない。なぜならそれ以外のものが世界に
あるのだから自然、デザインは浮かび上がってくる。」
「肝心なのは、その正しいデザインをクライアントが
きちんと欲しがるように提示・プレゼンテーションすることだ。
そしてそれがプロとしての責務だと思う。」
かなりうろ覚えですが
こんなようなことを言っていました。
美塾には確固たる思想があります。
~らしさが美しいを文化へ~
~自分自身のメイクのプロになる~
何かに変わる美しさではなく、自分のままに輝く。
今までのとらわれから解放され、等身大の美を獲得しましょう。
その人の生まれ持った姿カタチに則した美は
見ていて気持ちよく、すがすがしいですし、
内側からあふれる自信や自負心は、
その人をその人らしくより輝かせます。
そして
そんな美は人全員が獲得可能なのです。
全員、誰でも「誰から見てもステキな人」、になれる。
今メインとして扱っている魅力の内容。
実はそれは
美塾のファーストステージ。
美塾が社会に提示する美は次があります。
~自分の美を磨きましょう~
という、向上していく美の文化。
~自分自身のメイクのプロになる~
という言葉には
そんなメッセージも含まれているのです。
美塾は生徒さんに明確な答えを教えるのを
ためらいます。
ですからたまに不完全燃焼を感じるかもしれません。
それは生徒さんが自ら獲得して欲しいことだからです。
生徒「化粧水は手でつけたほうがいいのですか?」
講師「手でつけたほうがいい理由と、
コットンでつけたほうがいい理由と両方あります。
なので両方試してみて、結果がでるほうにしましょう。」
生徒「結果ってなんですか?」
講師「○○さんはどうして化粧水をつけるのですか?」
生徒「えーと、潤いかな?」
講師「じゃぁ、潤いが結果ですね。」
こんな禅問答が教室内で繰り広げられます。
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a)手でつけるか
--------境界線---------
b)コットンでつけるか
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この分け方で女性を見ても
肌のキレイな人とそうでない人は
キレイには分かれないでしょうね。
つまり
キレイの分かれ目はそこではないということ。
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a')自分の選択した方法に理由があって確信があるか、
あるいは無頓着に疑い無く、その方法を自然と選んでいる。
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b')人に言われたから、雑誌に書いてあったから。
と言って選んでいる。 確信無く、不安。
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この分け方だとどうでしょうか?
おそらくかなり明確に
肌のキレイな人とそうでない人に
分かれるでしょうね。
コットンか手か、を教えるだけでは
人は美を獲得できないのです。
そんなやりとりの中で
生徒さんはのそりと、自分の足で立ち始めます。
今までの依存的で、
何か正解が決まっている前提の世界から
飛び出します。
この感覚を教室で伝えられるかもしれない
と思うと、わが教室ながらあっぱれを思える。
美塾はすごい。
内田裕士は信じなくてもいいが
美塾は信じてほしい。
「美塾」にはとてつもないパワーがあります。
美塾を名乗った責任は重いです。
明日は
「世界一、娘に受けさせたいメイク教室」
だから興奮して眠れないのかなぁ。
次世代の
スタンダードメイクの
パイオニアとして
大きな大きな一歩です。