毎月のようにランクインしている
2017年に書いた記事を再投稿しています♪
Bijou de savon(ビジュー・ド・サボン)のブログへようこそ。
savonese(石けん作家)の
まえのです
いつも応援ありがとうございます♡
2016年12月からのんびりペースで始まった
おウチで石けん作りができるようになりたい♡
という方向けの連続講座。
「おウチde savon」の最終レッスンを
2017年9月3日に終えました
手作り石けんを使ってからお肌のトラブルがなくなった
石けん作り初心者のHさまと
石けん作りをした事がなかったMさま
初心者&初級者のお二人が
5回のレッスンで経験した事を基に
お肌やライフスタイルを踏まえて
思い入れのある材料やレシピで
自分で考えて作れるように♡
感動のストーリーをじっくり3回に分けて
ご紹介しました
卒業制作だから贅沢に♡Hさまの卒業制作
お父さんのハチミツをたっぷり使いたい!Mさまの卒業制作
オマケ
初心者のための
色が付いているから仕方ないを解消!
アボカドオイルやマカダミアナッツオイルの石けんを
使い心地を変えずにデザインする方法
初心者のための
お役立ち情報②(この記事です)
ハチミツをたっぷり石けんに入れる方法
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今日は石けん作り初心者向け
お役立ち情報②の紹介です♪
初心者さん向けとはいえ
ちょっと難しい内容&長文なので
興味のない方は「いいね」だけ付けてください。笑
★ハチミツを石けんに入れる3つの方法
★ハチミツをたっぷり入れた石けんのご紹介(その時の入れ方)
★ハチミツ石けんが柔らかくなる理由(改善点とその時の注意点)
★まとめ
初心者さん向け
お役立ち情報②
ハチミツをたっぷり石けんに入れる方法
ハチミツを石けんに入れる方法は3つあります。
①苛性ソーダ水に混ぜ込む
②(石けん生地を)型に流し込む直前に混ぜ込む
③あらかじめオイルに入れておく
①苛性ソーダ水に混ぜ込む
これには注意点があります!
ハチミツのように糖分がたっぷりなものは
苛性ソーダ水の温度が急激に上がります。
・ある程度苛性ソーダ水の温度が下がってから少しずつ入れましょう。
・大き目の容器で苛性ソーダ水を作りましょう。
(万が一に備えて。苛性ソーダ水が沸騰して溢れないようにするため)
②(石けん生地を)型に流し込む直前に混ぜ込む
ハチミツはそのままだとトロミが強く
分離して石けん生地に混ざりにくいので
湯煎をするか電子レンジで温めてから入れます。
こうすることでハチミツが
サラサラの液体状になり混ぜやすくなります。
入れる量はオイル総量に対して6%位が限度です。
※オイル総量250gの場合は12~13gまで(理由については後述)
③あらかじめオイルに入れておく
苛性ソーダ水に直接ハチミツを入れたくない場合に
この方法を使う事が多いです。
ボウルに量ったオイルに
温めてサラサラの液体状にしたハチミツを入れます。
分離しますが、温めないで入れるより満遍なく散らばります。
ハチミツをたっぷり使った石けん
百花蜜という日本ミツバチのハチミツと
日本ミツバチのミツロウを
たっぷり使った石けんが使ってみたくて
西洋ミツバチのものとの違いを比べたくて
作ったのがコチラの石けんです。
左が日本ミツバチ
右が西洋ミツバチ
同じレシピで違いは蜂さんだけ。
ミツロウの話は、複雑になるのでまたの機会に。
今回はハチミツの入れ方のお話を書きたいと思います
画像の石けんは
どちらもハチミツをオイル250gに対して50g(20%)ずつ入れています。
ハチミツは市販品で20%というのを見掛けたので
市販品と同じ分量まではイケるだろうと判断したのです。
なので、先日のMさまの石けんのハチミツ10%配合
というレシピは全然イケる!と思い
入れ方も問題なかったので
レシピや手順を変えずにチャレンジして頂きました
この時のハチミツの入れ方はこの通りです
①予めオイル250gに対してハチミツ35gを入れて混ぜておく
②苛性ソーダ水を入れて混ぜ合わせる
③型に流し込む前にハチミツ15gを入れて
ゆっくり満遍なく混ぜ合わせる
④型に流し込む
※ハチミツは温めてサラサラの液体状にしてから入れてください
型に流し込む前にハチミツを入れる場合
オイル総量の6%を超えると
急激に温度が上がって
熱々のユルユルに。
全体的に透明掛かって茶色くなり
表面がひび割れたり盛り上がったりします。
また、激しく混ぜ合わせると
石けん生地とハチミツの反応を進めるので
ゆっくり満遍なく混ぜる事も重要なポイントです。
ゆっくり混ぜると満遍なく混ぜるのを忘れがちなので
あくまでも「ゆっくり満遍なく」混ぜてください。
問題なく使用できますが
見た目が綺麗な石けんが作りたいですよね?
型に流し込む前にハチミツを入れる場合
オイルの総量が250gの場合は15gがギリギリのラインでした。
せっかくのハチミツの酵素を気持ちだけでも守りたくて(笑)
苛性ソーダ水にハチミツを入れたくなかったので
あとの35gは予めオイルに混ぜておくという方法を取りました。
ハチミツ石けんが柔らかくなる理由
①ハチミツが水分を引き寄せるから
②ハチミツ自体に水分が含まれているから
③石けんに液体状のものを混ぜる事になるから
①水分を引き寄せる材料は、保湿力が高まりますが
空気中の水分(湿気)も引き寄せるので柔らかくなります。
②ハチミツには水分が約20%含まれています。
50gのハチミツには10gの水分が含まれています。
これを考えないでいつもの水分量で作ると
③の理由と相まって
柔らかくて型からなかなか出せなくなります。
③をもう少し分かりやすく説明しますと
溶かしたチョコレートに生クリームを入れて固めると
最初の状態より口溶けが良くなりますよね?
生クリームをたくさん入れると柔らかくなります。
それと同じ感覚です。
こんな理由から
ハチミツをたっぷり入れる場合は
水分量を減らした方が良いです。
ただし、苛性ソーダの量の1.2倍はお水を使わないと溶けません。
(理想は苛性ソーダの倍の量のお水を使いたい)
苛性ソーダはオイルに溶けませんので
溶け残りがある状態でオイルに混ぜたら。。。
苛性ソーダがそのまま石けんに混ざってしまうので
非常に危険です。
石けん作りに慣れるまでは
ハチミツを石けんに入れる量は
オイル250gに対して15gを限度に楽しむ。
ことを強くオススメします。
2%位でも充分ハチミツの良さは分かりますし
多すぎるとベタ付きを感じる事もあるかと思います。
オイルと苛性ソーダ水以外の材料を
石けんに入れて楽しむ場合は
小さじ1杯
多くて小さじ2杯
これを限度に楽しみましょう♪
2015年3月に作った作品。
実験を踏まえて
ベストなレシピで作りました。
蜂さんも石けんでできています♪
蜂さん埋もれている。笑
長くなりましたが
ハチミツの入れ方をまとめます。
基本的に
・オイル総量 250gに対して小さじ1杯、多くて2杯
・石けん生地を型に流し込む直前に
温めてサラサラの液体状にしたものを入れ
ゆっくり満遍なく混ぜる。
それ以上入れたい場合は
・オイル総量に対して20%を限度とする
(オイル総量250gに対して50gまで)
・オイル総量250gに対して6%(15g)までは
石けん生地を型に流し込む直前に
温めてサラサラの液体状にしたものを入れ
ゆっくり満遍なく混ぜる。
・6%を超える量は、苛性ソーダ水かオイルに最初に入れておく
・使いたい水分量からハチミツに含まれる水分を差し引く
(50gのハチミツだったら10gを差し引く)
ただし、苛性ソーダの量の1.2倍以上は精製水を使う。
(苛性ソーダ33g使う場合は40g以上は精製水を使う)
オイルに混ぜるまたは
型に流し込む直前に混ぜる場合は
ハチミツを温めてサラサラの液体状にしてから混ぜる
また、ハチミツ入りの石けんは温度が上がりやすいので
たっぷり入れた場合は特に注意が必要です。
保温は軽め。
夏はエアコンが効いていない常温の室内に
置きタオル1枚掛ければ充分です。
ご参考までに♡
それでは、また
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