私は、子どもの頃から母に似ていなかった。
家族の誰にも似ていなかった。
で、学校に行っても、似ている同級生はいなかった。
私は幼稚園くらいから
「人は死ぬと
どうなるんだろう」
っていつも考えていたし、
それこそ10代後半からは
「人はなんのために
存在しているのか」
ってことばかり考えていた。
その時どき、外ではなんとかやっていたけれど。
でもまあ、基本、心のなかは、孤独だった。
この孤独をほうりなげたくて、
ほうりなげてしまった時もあった。
で、今はまた、孤独を味わっている。
どうやっても、「私」は「私」なのだ。
でも、この孤独を丹田~おへその下
腹筋のあたりにおとしこむと、胆がすわってくる。
で、胆がすわってくると、立っているだけで、
地球からエネルギーをもらえるような気がする。
ふしぎとパワーがわいてくる。
うまく言葉で説明できないけれど、実際そうなのだ。
孤独から逃げている時には、感じられない充実感。
「孤独」は、「孤立」とは違う。
「孤独」は、
人と一緒にいても、
「私」と「あなた」が違うことを
知っていることだ。
で、人と人との本当の交流は、
お互いに「孤独」を知っていないと、
成り立たない。
「私」が「あなた」と違うことが本当にわかってくると、
「あなた」がとても身近に感じられる。
私もあなたも、大きな流れを旅している「魂」。