サントリー美術館で開催中
【よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技】
見に行ってきました。
「正倉院」と聞けば、毎年11月、奈良国立博物館(私見ですが陰気な場所)に、わざわざ日本全国からファンがやってきて、長い行列が出来ているイメージしか湧きませんが、今回の展示はすべてレプリカです。
日本は天災が多い国なので、重要文化財を後世まで残すために、あらゆる技術を駆使して再現に取り組まれている方がたくさんいらっしゃるとのこと。
彩色が蘇った展示品をみると、暗ーく退色した宝物を有り難がって拝見するよりは、よっぽど楽しくてワクワクしました。
中国やインドから伝来した文様や色柄を積極的に取り入れているところが、自由でいいなと思いました。
現代であれば、ギターに高級装飾を施すなんて考えられないけど、
「奈良時代の宮中で奏上された琵琶って、これですか?」
って想像を膨らますだけで、充分満足でした。
こういった宝物をたくさんみることは、自分が高貴な人になっているイメージを膨らませるための、お遊びみたいなものです、私にとっては。
ただ内容がちょっと薄かったかなぁというのが正直な感想。
久しぶりのミッドタウンでしたが、ここを歩いている人達は桁の違うお金持ちが多いなっていうの、それは変わらずでした。