電鍋を語る | 後谷ちほオフィシャルブログ

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自分に正直に「いま」思っていることをそのまま投稿します。

台湾で一家に一台ある電鍋。
炊く、蒸す、煮る、が一台で可能。
懐かしくて新しいロングライフデザイン。
こう聞いただけで、ピーンときた私。 
台湾の直営店で購入し、日本へ持ち帰りました。

なぜこんなにも電鍋を買いたいと思ったのか?
理由の1つは、煮込み料理を気楽にやりたかったから。
もう一つは、台湾にルーツのある男性社長から聞いていた台湾人のライフスタイルに関することで、夫婦共働きが普通、外食が多い、食材を冷凍するという習慣がないので、自炊派の家庭はお母さんが朝市場へいき、夕飯を仕込んで(それが電鍋かどうかは不明だが)から働きにいく・・・といったことから、特別に意気込んで料理をしなくとも、これを使いこなせたら面白いかもしれないと思ったからです。

去年まで住んでいた高級マンションは、キッチンも立派で、なんでもかんでも置きたい放題でしたが、身の丈に合った住処に引っ越しをして、限りあるキッチンスペースでもテンションを下げず、ちょっと嬉しい、ちょっとワクワク、をどうやって実現するかが課題でした。
鍋類などの大物追加は、ほぼ諦めて削ぎ落とし、使わないものはどんどん捨てています。

電鍋は超シンプルで、操作はレバーを下に下げるだけ。
内釜と外釜の隙間に水を入れて、スイッチオンして、水が無くなればレバーが上になって勝手に保温になる。
コンセントを抜かなければ、ずっと保温のまま。
「あと何分」とか、ご丁寧に知らせてくれません。
調理中は、蓋が湯気でブクブクいって「大丈夫か?」って心配になるけど、絶妙の加減で仕上がるのがなんか不思議で面白い。
手始めに、台湾風おこわを作ってみた。

いま参考にしているのはこのレシピ本です。
時代の流れに乗らないレトロな電鍋の魅力を発見していけることが楽しみです。