いよいよ新農場(NFT式水耕栽培)の稼働が始まりました! | BIGYARD 奮闘日記

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静岡県磐田市にある農業生産法人 ビッグヤード株式会社のブログ

こんばんは、農場長です。

今週もまた熱々の1週間でしたね。しかも30日にはカムチャツカ半島沖で地震があり、太平洋沿岸部でちょっとしたパニックもありました。帰宅困難者が出たり、コンビニが休業したり、交通機関や物流が滞ったり。。。正直、オオカミ少年感をすごく感じました。不謹慎かもしれませんが、ちょっと大げさすぎたのかなと。もちろん東日本大震災のこともありますし、その教訓を生かしているのだと思いましたが、経済活動を大きく停滞させてまでの話だったのかと。台風や大雨の予測はスパコンでできているのに、津波は正確な予測ができないものでしょうか?衛生写真等でも確認できるのではと、素人ながら思ってしまいます。もしこの件、気分を害した方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

 

新農場外観 新農場内部

 

さて、話は変わりまして、本日8月1日より新しい農場が稼働開始しました。2,000㎡ほどのハウスにNFT式の水耕設備が入っています。水耕台が8台で、定植ポッドが120,000穴の生産能力となっています。肥料調整や換気システム、遮光ネットなどは全自動で、運営面ではとても助かるスペックです。ただし、ここの設備だけの生産量では単体で採算を取っていくのは非常に困難です。栽培作物や回転、作業性を追求していく必要があります。とりあえず、弊社では1年間運用テストを通じて、会社全体で運営維持が可能かどうかを見極めていきたいと思っています。

 

弊社では農場を2分割して、Aブロックではアブラナ科の野菜(わさび菜・水菜・小松菜等)を栽培し、Bブロックではキク科の野菜(レタス類・春菊・油麦菜等)を栽培していく予定です。今日から初回ロットの定植をしましたが、今月はほぼ定植作業のみとなります。月末あたりから早いものは出荷ができる見込みです。作業的には播種、育苗、調整、出荷はメイン農場で行い、こちらの農場では定植と収穫に限定、効率的なオペレーションも試みていきます。あとは日常的な作業の中で最適化を進めていければと。

 

当方の水耕設備は全てDFT式(プール式)なので、この農場のNFT式(傾斜式)はものすごく魅力的です。サラダほうれん草の栽培に向いており、肥料や水温の調整もしやすい反面、停電時など電源が落ちると全滅するリスクもあります。初めてなので、色々と試していきたいと思います。ちょっと時期が遅くなってしまいましたが、夏場の栽培テストも行います。今回、油麦菜、デトロイト、サニーレタスを少し植えてみますので、経過がとても楽しみです。とりあえず、今日からスタートです。

 

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営業部長@BIGYARD