ビーツ加工商品化に向けたWコールド製法サンプルが届きました! | BIGYARD 奮闘日記

BIGYARD 奮闘日記

静岡県磐田市にある農業生産法人 ビッグヤード株式会社のブログ

こんにちは、営業部長です。

今年も夏前に酷暑が到来しています。おととい平年より15日早く梅雨明けが宣言されましたが、今年も梅雨らしい梅雨があったかと言えば疑問です。昨年同様、出荷野菜はこれから徐々に減ってくるのですが、来週には1か月近くも早く丸ズッキーニが終了してしまいます。お盆明けにまた植えますが、残暑が長くなっていることもありますので、果たして計画通りの収量が確保できるかどうか。。。予定通りにいかず何もいいことのない夏、今年もまた無事に乗り切れるのでしょうか。

 

ビーツペースト ビーツ搾汁

 

先々週、広島の現場まで視察と商談に伺い、加工用サンプルを送った取引先からビーツのペーストと搾汁が届きました。ビーツ加工品は今後の戦略的商品のひとつとして検討しています。まずは先方に加工適性や歩留まりを確認していただくとともに、こちらでペーストと搾汁の色、味、香りをチェックし、商品としての可能性について検討を続けていきます。一部、取引先にもサンプルの評価をいただき、ご意見やご指摘を今後の商品化への参考にしていきたいと思っています。
 

とりあえず本日、食味チェックをしてみましたが、ペースト、搾汁ともに色は濃く、香りにそこまでの土臭さは感じませんでした。味は甘味もあって独特のクセやエグみはほとんど感じません。これはWコールド製法に拠るものなのかはわかりませんが。ただ、ビーツを生食するにはシュウ酸が気になりますが、味や風味的には問題なさそうで、1日100g程度、カルシウムと一緒に摂取できれば、本当にいい健康食になり得ます。今回はストレートのほか、ウェルチの100%ジュースで割って試飲してみましたが、とても飲みやすく美味しかったです。搾汁も悪くはなかったのですが、歩留まりや栄養価を考慮すると、ペーストでの商品化を進めていくのがいいかもしれませんね。

 

さて、今回のビーツ加工は特殊な製法を用いています。以下にその特徴をまとめますのでご一読ください。

 

【Wコールド製法】

国内初の一貫した非加熱製法で、コールドプレス加工に超高圧HPP殺菌処理を施した商品です。加工の過程で一切加熱しないため、味や風味に圧倒的な優位性があり、原料に含まれる栄養素や酵素はそのまま活かされます。また加熱による色素劣化も最小限に抑えられるため、原料本来の鮮やかな色が表現できます。まさに今、その場ですりつぶしたかのようなフレッシュなペースト、搾汁を長期間保存し使用できるという魅力的な商品となります。標準的な賞味期限は、冷凍(-18度以下)で1~2年(解凍後約2週間)、冷蔵(10度以下)で2~3週間となります。

 

具体的な商品の展開例としては、業務用商材では、調理用ピューレやトッピングソース、生コンフィチュール。薬味や調味料、カクテル用搾汁液などにもご活用いただけます。小売用では、スムージーやミールキット商品のほか、離乳食、スイーツ、パウダー商品等への応用などアイデア次第で商品は無限です。

 

どちらかというと今回のビーツよりもフルーツに向いている加工法だと思います。もしご興味のある加工会社様、生産者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご連絡くださいませ。まずは加工試作からご相談をお受けいたします。

 

ビッグヤード株式会社は新鮮で美味しい野菜をお届けします。

ご注文、お問い合せはこちらから。

Fresh Vegetablese DIRECT

 

営業部長@BIGYARD