こんにちは、農場長です。
今年の春は暖かく、桜前線も早足で日本列島を通り過ぎていきそうです。それに伴い露地野菜は例年よりも早く出荷が始まり、軒並み豊作ということも重なり、農業業界はさらなる厳しさを迎えています。依然としてコロナの第4波の懸念も拡大しており、正直もうどうしたらよいかわからない、そんな状況です。とはいえ、座して死を待つなんてことはできませんので、いろいろと悪あがきをしています。今回ご紹介の野菜もそのひとつです。
水耕栽培にて3商品を試験栽培中です。これとは別にほうれん草のテストも続けていますが、こちらは後日別途記事をあげさせていただきます。左上からエルバステラ、右上がイタリアンレタス、左下がリーフチコリとなります。商品化に向けてこれから取引先へのサンプル出荷の反応と、夏季栽培の経過をみた上で検討しますが、リーフチコリは現状でも難しいかなと思います。エスバステラは新しい野菜で、形もユニーク、扱いしやすそうで食味もよさそうなので期待しています。イタリアンレタスも夏の栽培次第で商品化できそうです。いずれにせよ、商品化まではもう少し時間がかかりそうです。
期待の2商品について簡単にご案内します。
【エルバステラ】
和名をセリバオオバコ、英名をBUCK'S HORN(牡鹿の角)、学名をPlantago coronopusといい、イタリア語では「星の草」を意味しサラダ野菜として利用されています。ほのかな甘みと苦みが特徴で、食感はサクサクとしており、ナッツのような芳香を感じます。どんな料理にもよく合い、炒め物やパスタの具、浅漬けや鍋にも重宝します。
【イタリアンレタス】
品種名はスカローラというエンダイブのイタリア語名のキク科の野菜です。レタスの仲間になりますので、弊社ではイタリアンレタスという名前での販売を考えています。通常、エンダイブは軟白化をして出荷をするのですが、現在栽培しているエンダイブ・ロマネスカ同様、軟白無しでの出荷となります。広葉で全体的に柔らかく美味しい野菜です。
2商品とも夏季の試験栽培次第で商品化する見込みです。それまでは少量出荷していますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください。
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