この本を手にとった理由。
最近のニュースは、大手企業の生産拠点を日本から海外に移動しているという記事が目立つ。
その中で、ユニクロは新卒の7割を海外の留学生にしたり、楽天は社内の共通言語を英語にしたりと
英語を話せるのは当たり前であるという環境づくりをしている。
ある意味、英語を話せなければ出世はもちろん、職にもつけないという一種の「常識」が根付きはじめている。
そんな風潮を真っ向から否定しているこのタイトルが思わず目に留まった。
著者はなんと元マイクロソフトの代表取締役である。インターネット業界こそ英語が話せてなんぼの世界と思っていただけに大変興味をもった。
この本で強調されているのは
「英語を勉強して、英語を話せるようになることが自分の付加価値になると思うな」ということ。
英語はあくまでコミュニケーションの道具であって、武器にはなりえない。
武器になるのは、日本特有の文化、歴史に精通していること、日本という国を外国の人にいかにわかりやすく、そして興味を頂いてもらうように話せるようになるということ。
また同時に、英語を勉強するなら、一冊でも多くの本に触れ、自分の知識を増やし、アウトプットできるようになることを意識したほうがより自分の付加価値を高めていけるということを強調している。
英語は必要になれば自然と身に付くもの。
例えば、外人とルームシェアで1年間生活をしたとしたら、日常生活くらいは話せるようになるだろう。
本当に必要と思った人が英語を勉強すればいい。
周囲の環境が英語を必要としているから自分も勉強しようというのが、一番の間違いなのである。
英語を勉強する人は海外で活躍するために勉強をしている。
しかし、本当に活躍できる人はより日本を勉強をしている人なのである。
日本が大好きな人なのである。
そういうことに気がつかせてくれた一冊であった。

