よく、「自分の子は本当に可愛い」って聞くけど、

前は「ふーん。そりゃそうなんだろうな。」って思ってた。

実際のところ、

「本当に可愛い。」

なんでなんだろうって考えてみた。

今のところの答えの一つは、

「色んな顔を見てるから。」

なんじゃないかな。

特に新生児期って、百面相かって位、

表情がくるくる動く。

もうね、スーパー可愛い顔をする時もあれば、

ブスかわ代表みたいな顔の時もあるし、

おっさんみたいな顔の時もあるし、

生後一週間の時に会いに来てくれた友達は、

泣きだす顔を見て、「ザブングルみたい。」って言ってた。

でも、本当にそう。笑。

最近は泣くのを我慢するかのように、

口をへの字にすることを覚えた。


友達に写メを送る時とかは、

とびきり可愛く撮れたのを送ったりするけど、

実際はもっとすごいよ、とも思う。


色んな顔を知れば知るほど、愛おしさは増す。

それを沢山見られるのは、やっぱり我が子なんだよね。


苦手な人でも、長いこと一緒にいて、
いろんな顔を見たら、意外と苦手じゃなくなったりして…。



産後に読んだ本に、こんなフレーズがあった。


「子どもを産むということは、時間を手に入れることかもしれない。」

「時間ってのはいつもいつも流れているんだけど、子どもを産んだとたん、それが目に見えるようになる。」


角田光代「予定日はジミーペイジ」


心から共感。

毎日毎日顔が変わって、できるようになることが増えて行って、

確実に時間が流れているのを実感する。

同じ日は一日だってない。

産まれたての頃は特に、

「今日のこの顔は明日には見られないんだな。」って思って、

ずっとずっと見ていたい、記憶に残しておきたいって思ってた。


赤ちゃんの成長スピードはすごい。

覚えていたいことばかりなのに、

忘れてしまうことを知っている大人の私は、

そう思うだけで泣きそうになってしまうのであった。

せめて、この気持ちをこのブログに。


ちなみに、うちらのスーパーお気に入りは、

くしゃみをしようとして出なかった時の、

「くぅ~。」という声だ。


ヨメ