やっと着いた。
銀河鉄道の終着駅、「サウザンクロス」に。
日本からでは見えなかった場所。
それは天の川の途切れる所にあった。
ここでジョバンニとカムパネルラの旅が終わったんだ。
そう思うと、とても感動した。
大好きな映画やドラマのロケ地を訪れた感じ。
星の数なら、エジプトやモロッコの砂漠で見た空の方が多かった気もするけど、
それに匹敵する位の感動。
多分それは初めて見た「CRUZ DEL SUR」のせい。
英語で言えば「SOUTHERN CROSS」。
日本語では「南十字星」。
アンデス山脈は天体観測に適した場所が多いらしい。
とりわけチリには多くの天体観測所があって、
世界で一番大きな望遠鏡もアタカマ砂漠にあるんだそうな。
そういえば、出発前に日本で観た「イッテQ」でやってたな。
うちらが行ったのは、「ママリューカ天体観測所」。

金額を強調しているけど、何か意図があるのだろうか?
ツアーの開始時間は20:30。
観測所に到着したのは21時過ぎだったけど、
この時間、空はまだ明るい。

遠くの山の稜線がきれいに浮かび上がる。
段々と夜が更けていく。

ツアーはまず、プロジェクターを使っての授業から始まった。
冒頭で紹介されたのは、
気軽にネットで天体観測できるサイト、「Stellarium」。
このサイトを使いながら、どんな星空が見えるのかを説明してくれる。
このサイトがすごいの。
何がすごいのって、過去・現在・未来の世界中のあらゆる地点で見える星空の様子が分かるし、
星までの距離、名前、何でも分かる。
オリオン座のそれぞれの星を見せてくれたんだけど、
オリオン座を構成するそれぞれの星の地球からの距離がバラバラだったことにビックリ。
オリオン座はあの形でオリオン座だから、
地球からの距離は同じで、ドーム状の面に並んでるんだって、
勝手に思ってしまっていたんだね。
違ったね。宇宙って果てしないなぁ。
そしてボタン一つで星座の線も表示できる。
設定の国・天体を変えれば、その国・天体(例えば火星)での星座も見ることができる。
国によって伝えられている星座が違うのも面白い。
これで授業したら面白いだろうな。
しかもさらにすごいことに、このサイト、無料。
興味のある人は実際にダウンロードしてみて下さい。
最初のこのサイトでかなり興奮してしまったよ。
そして、ガイドさんの話。
現在発見されている中で一番大きな天体(名前は忘れた・・・)を、
時速900キロメートルで一周しようとすると、
1000年以上かかるらしい。
(うーん、分かるようで分かりにくいこのすごさ。)
今自分たちがしている旅を、
一体親子何代ですれば達成できるのだろう。
そして望遠鏡を使っての天体観測。
今日は木星を見るって。
木星って、肉眼では見られないと思っていたけど、
肉眼でも見られた。
望遠鏡で見たら、縞々も見えた。
普段見えないものが見えた時の感動は、
いつ味わってもやっぱりいいもんだ。
それから銀河。
確かに、雲かなと思っていた白いもやもやを、
望遠鏡で見ると、無数の星の集合で実は星雲だった。

意外と小さい望遠鏡だったけどね。
でもコンピュータ管理されていて、
データを入力すれば自動的に動いてロックオンする。
これには驚いた。
驚きついでにもう一つ。
星を示すためにガイドさんが使うレーザーの威力。
星に届いてるんじゃないかって位、長く延びて正確に星を示している。
数人のガイドさんがレーザーを使っているから、
夜空に緑色のレーザー光線が飛び交う。
それもまたきれいだったりして。
外に出てみんなで星空を眺めたのは、
チリ時間の22時過ぎ。
この外に出た瞬間に、一番のビックリが起こった。
いつの間にか闇に変わっていた空に、無数の星が。
天体望遠鏡で見るよりも、やっぱり肉眼だ。
そして、
その中にある、山の稜線のすぐ近くにある「南十字星」をガイドさんが教えてくれた。
もう言葉では言い表せない位、感動した。
何かは分からないけど、下から上へぶわっとこみ上げてくるのが分かった。
もうね、ずっとずっと見ていたいって思った。
次の日になって、落ち着いてよく思い返してみたけれど、
やっぱり最高だった。
まだ旅は終りじゃないんだけど、南十字星を見て、
二人とも節目だなぁと感じたらしい。
なんでかな。
ここへ来て、再びチリに入ってから位かな。
今までのガツガツの移動から、
ゆったりスタイルに変わってきている。
一日の時間の使い方も。
天気がいいのにじっとしているのが耐えられなかったけど、
落ち着ける庭があれば、解決することだった。
大木の影に腰かけ、木もれ日を頼りに読書をする。
みんなそれぞれのスタイルでリラックスし、
顔を合わせれば挨拶をし、会話が始まる。
のんびりのんびり。
そんな自分たちを嬉しく思うし、変化を迎えたのかもしれない。
でももう少し旅は続く。
「サウザンクロス」で銀河鉄道の旅は終わったかもしれないけれど、
今度は、この夜二人の中に広がった星図に、
星を巡るように旅路を描いて行くんだ。
自分たちで。


そんなセンチメンタルな気持ちも
時間が経てば薄れてきちゃうわけです。
だから心に強く刻むことが肝心。
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銀河鉄道の終着駅、「サウザンクロス」に。
日本からでは見えなかった場所。
それは天の川の途切れる所にあった。
ここでジョバンニとカムパネルラの旅が終わったんだ。
そう思うと、とても感動した。
大好きな映画やドラマのロケ地を訪れた感じ。
星の数なら、エジプトやモロッコの砂漠で見た空の方が多かった気もするけど、
それに匹敵する位の感動。
多分それは初めて見た「CRUZ DEL SUR」のせい。
英語で言えば「SOUTHERN CROSS」。
日本語では「南十字星」。
アンデス山脈は天体観測に適した場所が多いらしい。
とりわけチリには多くの天体観測所があって、
世界で一番大きな望遠鏡もアタカマ砂漠にあるんだそうな。
そういえば、出発前に日本で観た「イッテQ」でやってたな。
うちらが行ったのは、「ママリューカ天体観測所」。

金額を強調しているけど、何か意図があるのだろうか?
ツアーの開始時間は20:30。
観測所に到着したのは21時過ぎだったけど、
この時間、空はまだ明るい。

遠くの山の稜線がきれいに浮かび上がる。
段々と夜が更けていく。

ツアーはまず、プロジェクターを使っての授業から始まった。
冒頭で紹介されたのは、
気軽にネットで天体観測できるサイト、「Stellarium」。
このサイトを使いながら、どんな星空が見えるのかを説明してくれる。
このサイトがすごいの。
何がすごいのって、過去・現在・未来の世界中のあらゆる地点で見える星空の様子が分かるし、
星までの距離、名前、何でも分かる。
オリオン座のそれぞれの星を見せてくれたんだけど、
オリオン座を構成するそれぞれの星の地球からの距離がバラバラだったことにビックリ。
オリオン座はあの形でオリオン座だから、
地球からの距離は同じで、ドーム状の面に並んでるんだって、
勝手に思ってしまっていたんだね。
違ったね。宇宙って果てしないなぁ。
そしてボタン一つで星座の線も表示できる。
設定の国・天体を変えれば、その国・天体(例えば火星)での星座も見ることができる。
国によって伝えられている星座が違うのも面白い。
これで授業したら面白いだろうな。
しかもさらにすごいことに、このサイト、無料。
興味のある人は実際にダウンロードしてみて下さい。
最初のこのサイトでかなり興奮してしまったよ。
そして、ガイドさんの話。
現在発見されている中で一番大きな天体(名前は忘れた・・・)を、
時速900キロメートルで一周しようとすると、
1000年以上かかるらしい。
(うーん、分かるようで分かりにくいこのすごさ。)
今自分たちがしている旅を、
一体親子何代ですれば達成できるのだろう。
そして望遠鏡を使っての天体観測。
今日は木星を見るって。
木星って、肉眼では見られないと思っていたけど、
肉眼でも見られた。
望遠鏡で見たら、縞々も見えた。
普段見えないものが見えた時の感動は、
いつ味わってもやっぱりいいもんだ。
それから銀河。
確かに、雲かなと思っていた白いもやもやを、
望遠鏡で見ると、無数の星の集合で実は星雲だった。

意外と小さい望遠鏡だったけどね。
でもコンピュータ管理されていて、
データを入力すれば自動的に動いてロックオンする。
これには驚いた。
驚きついでにもう一つ。
星を示すためにガイドさんが使うレーザーの威力。
星に届いてるんじゃないかって位、長く延びて正確に星を示している。
数人のガイドさんがレーザーを使っているから、
夜空に緑色のレーザー光線が飛び交う。
それもまたきれいだったりして。
外に出てみんなで星空を眺めたのは、
チリ時間の22時過ぎ。
この外に出た瞬間に、一番のビックリが起こった。
いつの間にか闇に変わっていた空に、無数の星が。
天体望遠鏡で見るよりも、やっぱり肉眼だ。
そして、
その中にある、山の稜線のすぐ近くにある「南十字星」をガイドさんが教えてくれた。
もう言葉では言い表せない位、感動した。
何かは分からないけど、下から上へぶわっとこみ上げてくるのが分かった。
もうね、ずっとずっと見ていたいって思った。
次の日になって、落ち着いてよく思い返してみたけれど、
やっぱり最高だった。
まだ旅は終りじゃないんだけど、南十字星を見て、
二人とも節目だなぁと感じたらしい。
なんでかな。
ここへ来て、再びチリに入ってから位かな。
今までのガツガツの移動から、
ゆったりスタイルに変わってきている。
一日の時間の使い方も。
天気がいいのにじっとしているのが耐えられなかったけど、
落ち着ける庭があれば、解決することだった。
大木の影に腰かけ、木もれ日を頼りに読書をする。
みんなそれぞれのスタイルでリラックスし、
顔を合わせれば挨拶をし、会話が始まる。
のんびりのんびり。
そんな自分たちを嬉しく思うし、変化を迎えたのかもしれない。
でももう少し旅は続く。
「サウザンクロス」で銀河鉄道の旅は終わったかもしれないけれど、
今度は、この夜二人の中に広がった星図に、
星を巡るように旅路を描いて行くんだ。
自分たちで。


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