それは長い長い一日だった。
だけど疲れていることさえ忘れてしまう日だった。
ワクワクが恐怖心を凌駕するのを初めて体験した日だった。
出た瞬間に「また来たい」と思う場所だった。
4時起床だって、薄暗い肌寒い中でバスを一時間待つことだって、
遺跡のエントランス前でも一時間待つことだって、
あの景色を見るためのプロローグにすぎなかったんだ。
憎すぎる演出。
危険さゆえに一日400名の入山規制のある、マチュピチュを見下ろせる山、
ワイナピチュ。
早起きの甲斐空しく、私たちはその400名には間に合わなかった。
でも、わずかな可能性を信じて、
入場してから一目散にワイナピチュ入り口を目指した。
だからメインの遺跡は後からのお楽しみにしたんだけど、
ワイナピチュ入り口から少し戻って見た景色にハッと息を飲んだ。

これを見たら、遺跡が呼んでるような気がして、ワイナピチュに登れようが登れまいが、
どっちでもいい気になっていた。
幸運にもワイナピチュも迎え入れてくれたのだけど。
で、ワイナピチュ。
最初は階段が続くのだけど、

途中でちょいちょい仕掛けてくる。

高地故に、足より何より呼吸が苦しいんだけど、
振り返ると眼下に広がるマチュピチュがいつだって足を前に進めてくれた。

途中の景色と頂上の景色、どっちが好きかと問われたら困る位、
どこもかしこも絵になった。
休憩なのか、景色に目を奪われたのか、足を止める回数も多かった。
疲れなかったと言ったら嘘になるけど、
想像していたよりは疲れなかった。
というか、疲れたという記憶があまり残っていないという方が正しいのかもしれない。
【疲労<ワクワク】
高いところが好きな
ならなおさら。
おまけに
は高い所が苦手だったんだけど、
そんなこと忘れてた。

【恐怖<ワクワク】
恐るべしマチュピチュ。
恐怖心を麻痺させて、中毒性がある。
この記事を書いている今だって、「もう一度行きたい」って思ってる。
というか、帰りのバスの中で既に言っていた。
「もう一度来たい」って。
何がそんなに良かったんだろう。
-早朝の霧がかった幻想的な景色。

-ワイナピチュに登りながら見た、上昇気流の中で雲が生成される様。

-だんだん霧が晴れて、クリアに見えていく様子。

-若々しく、青々と茂った緑。それを食むリャマ。

-整然と美しく作られた石段。段々畑。

はお弁当に隙間があると嫌なタイプで、
ギッシリ隙間なくつまったお弁当が大好きで、
だからこう、隙間なく石を積んでいるインカの遺跡は大好物で。
特にここの石は秀逸だった。

多くの曲線が直線を作って、面となる。
今、分かった。面の美しさが整然さを感じさせるんだな。

自然岩と切り出した岩を巧みに使っているのもほれぼれしてしまう。

このパズル、難しすぎるでしょ。
-ほとんどゴミが落ちていない遺跡内。
ゴミがほとんどないということに起因するのかもしれないけど、
ここは現実味がない。
言いかえれば、ほとんどの遺跡でゴミが落ちてたり、
遺跡を守るための保護柵があったりして、
現代のナニカが加えられているのだけど、
マチュピチュはそれが極めて少ないと感じたのだ。
ワイナピチュの頂や見晴らし台から俯瞰したら、
後から加えたナニカなんて見えないしね。
故に、人々の生活があった当時の息吹そのままが、
今も流れているような錯覚が起きるのかな。
全然場所は違うんだけど、毎年行っていた「ap bank fes」の緑の芝を思い出した。
多分、好きな空気が流れてるんだろう。
そんなマチュピチュ。
ブラウン管の向う側に見てきた世界が目の前にあった。

今もなお生きている、マチュピチュの景色。
一番は一緒に来たパートナーと仲間のおかげかな。
一つだけ後悔があるとすれば、
全員で集合写真が撮れなかったこと。
朝、撮れば良かったよ。
それからもう一つ。(二つじゃん)
雨が降ったってお構いなしで、閉園時間ギリギリまで、
ぼーっとマチュピチュを眺めていれば良かったということ。
もっともっと見ていたかったな。
【情報として】
私たちは4:45にはマチュピチュ村のバス停に並んでいたけれど、
一日400人の入山規制がある「ワイナピチュ」(マチュピチュを見降ろすことが出来る山)の整理券(スタンプ)は貰えませんでした。
マチュピチュのエントランス前に並んでいる時に、チケットにスタンプを押しているおじちゃんがいましたが、私たちの目の前でまさかの「ワイナピチュ、フル」。
なぜそれでも登れたか?
入山許可のスタンプを持っている人が実際には登らなくて、定員割れすることがあるのです。
そのキャンセル待ちをワイナピチュ入口でしていたため、登ることができたのです。
私たちの時で、各回10人~15人ほどスタンプなしでも登れました。
だからスタンプがもらえなくても諦めないで!!
ちなみに本当にきっちり400名のみを入山させているようでした。
例えワイナピチュに登れなかったとしても、見晴らし台からの眺めは最高です。

これでマチュピチュの呪縛から逃れられる。
大好きな場所なのに、呪縛とか言ってしまっている。笑。
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ワクワクが恐怖心を凌駕するのを初めて体験した日だった。
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遺跡のエントランス前でも一時間待つことだって、
あの景色を見るためのプロローグにすぎなかったんだ。
憎すぎる演出。
危険さゆえに一日400名の入山規制のある、マチュピチュを見下ろせる山、
ワイナピチュ。
早起きの甲斐空しく、私たちはその400名には間に合わなかった。
でも、わずかな可能性を信じて、
入場してから一目散にワイナピチュ入り口を目指した。
だからメインの遺跡は後からのお楽しみにしたんだけど、
ワイナピチュ入り口から少し戻って見た景色にハッと息を飲んだ。

これを見たら、遺跡が呼んでるような気がして、ワイナピチュに登れようが登れまいが、
どっちでもいい気になっていた。
幸運にもワイナピチュも迎え入れてくれたのだけど。
で、ワイナピチュ。
最初は階段が続くのだけど、

途中でちょいちょい仕掛けてくる。

高地故に、足より何より呼吸が苦しいんだけど、
振り返ると眼下に広がるマチュピチュがいつだって足を前に進めてくれた。

途中の景色と頂上の景色、どっちが好きかと問われたら困る位、
どこもかしこも絵になった。
休憩なのか、景色に目を奪われたのか、足を止める回数も多かった。
疲れなかったと言ったら嘘になるけど、
想像していたよりは疲れなかった。
というか、疲れたという記憶があまり残っていないという方が正しいのかもしれない。
【疲労<ワクワク】
高いところが好きな

おまけに

そんなこと忘れてた。

【恐怖<ワクワク】
恐るべしマチュピチュ。
恐怖心を麻痺させて、中毒性がある。
この記事を書いている今だって、「もう一度行きたい」って思ってる。
というか、帰りのバスの中で既に言っていた。
「もう一度来たい」って。
何がそんなに良かったんだろう。
-早朝の霧がかった幻想的な景色。

-ワイナピチュに登りながら見た、上昇気流の中で雲が生成される様。

-だんだん霧が晴れて、クリアに見えていく様子。

-若々しく、青々と茂った緑。それを食むリャマ。

-整然と美しく作られた石段。段々畑。


ギッシリ隙間なくつまったお弁当が大好きで、
だからこう、隙間なく石を積んでいるインカの遺跡は大好物で。
特にここの石は秀逸だった。

多くの曲線が直線を作って、面となる。
今、分かった。面の美しさが整然さを感じさせるんだな。

自然岩と切り出した岩を巧みに使っているのもほれぼれしてしまう。

このパズル、難しすぎるでしょ。
-ほとんどゴミが落ちていない遺跡内。
ゴミがほとんどないということに起因するのかもしれないけど、
ここは現実味がない。
言いかえれば、ほとんどの遺跡でゴミが落ちてたり、
遺跡を守るための保護柵があったりして、
現代のナニカが加えられているのだけど、
マチュピチュはそれが極めて少ないと感じたのだ。
ワイナピチュの頂や見晴らし台から俯瞰したら、
後から加えたナニカなんて見えないしね。
故に、人々の生活があった当時の息吹そのままが、
今も流れているような錯覚が起きるのかな。
全然場所は違うんだけど、毎年行っていた「ap bank fes」の緑の芝を思い出した。
多分、好きな空気が流れてるんだろう。
そんなマチュピチュ。
ブラウン管の向う側に見てきた世界が目の前にあった。

今もなお生きている、マチュピチュの景色。
一番は一緒に来たパートナーと仲間のおかげかな。
一つだけ後悔があるとすれば、
全員で集合写真が撮れなかったこと。
朝、撮れば良かったよ。
それからもう一つ。(二つじゃん)
雨が降ったってお構いなしで、閉園時間ギリギリまで、
ぼーっとマチュピチュを眺めていれば良かったということ。
もっともっと見ていたかったな。
【情報として】
私たちは4:45にはマチュピチュ村のバス停に並んでいたけれど、
一日400人の入山規制がある「ワイナピチュ」(マチュピチュを見降ろすことが出来る山)の整理券(スタンプ)は貰えませんでした。
マチュピチュのエントランス前に並んでいる時に、チケットにスタンプを押しているおじちゃんがいましたが、私たちの目の前でまさかの「ワイナピチュ、フル」。
なぜそれでも登れたか?
入山許可のスタンプを持っている人が実際には登らなくて、定員割れすることがあるのです。
そのキャンセル待ちをワイナピチュ入口でしていたため、登ることができたのです。
私たちの時で、各回10人~15人ほどスタンプなしでも登れました。
だからスタンプがもらえなくても諦めないで!!
ちなみに本当にきっちり400名のみを入山させているようでした。
例えワイナピチュに登れなかったとしても、見晴らし台からの眺めは最高です。

これでマチュピチュの呪縛から逃れられる。
大好きな場所なのに、呪縛とか言ってしまっている。笑。
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