『人生は短い?』

 

『人生は短い!』とよく耳にしますが、人それぞれだし、時と場合によって変わるかと思いますがあなたはどうでしょう?今の私的には、答えは「ハイ!超短いです。」になります。

 

若くて健康で元気なうちはそんなことを考えないで日々を過ごしています。明日も今日と同じ状態で同じように来るものとなんとなく思っています。人生は永遠に続くようにさえなんとなく思っています。

 

でも、現実は違います。数秒後に事故や災害や急性の病気で人生が終わる可能性は誰にもあるのです。

 

私は、6年半前に突然のステージⅣのがんで余命宣告を受けましたが、それまで元気だったために「人生100年時代。まだ折り返しを過ぎたばかり。あと30年は体も動くだろうから還暦過ぎたら第2の人生を楽しもう。」くらいに考えていました。

しかし、余命宣告を受けて、そうではないと言う事が突然わかりました。いきなり人生の終着駅が目の前に来た感じです。

 

幸運にも良い医師に巡り合えて術後6年。余命宣告を覆し生きていますが、それでも2度の転移を経験し、検査のたびに「再発、転移」の不安に苛まれ、1年先の計画すら立てられないのが現状です。

 

「突然死」とは違い「がん」と言う事で、この世の後始末をする、心の準備をする時間が与えられたことは幸運でしたが・・・。

 

1日なんてあっという間でしょう?

100年生きても、たった36500日しかありません。

貴方が今二十歳で80歳まで生きるとして・・・21900日。

貴方が今40歳で80歳まで生きるとして・・・14600日。

貴方が今60歳で80歳まで生きるとして・・・7300日。

貴方が今70歳で80歳まで生きるとして・・・3650日。

私があと5年生きることが出来たとして・・・たった1825日しかありません。しかも、今、元気でも明日の今頃この世の人ではなくなっているかもしれないのです。

 

今、新婚さんでも30年(10950日)たてば、子供たちがいいおじさん、叔母さんになっていて孫も居るかもしれません。そして、自身はじいさん、ばあさんになっていることに気が付きます。

 

過ぎれば「あっという間」です。

 

がんなどの大病をすると尚更です。最近はAYA世代の若い人ががんを罹患し亡くなることが増えていますから、若い人でも他人ごとではありません。

 

やっぱり人生は短いのです。

 

でも、短いと感じると言う事は「幸せ」なのかもしれませんね。苦しい時間、退屈な時間は長く感じるものですから。

 

幸いこの6年という死刑の執行猶予を与えられ、断捨離を進め、やり残したことをぼちぼちと進め、自分が入る墓も準備しましたから、今は1日1日、ルーティンの筋トレをやりながら、一つだけ何かをして、「空元気でも死ぬまで生きてやる!!」の心境に至っています(笑)。

(ネットからお借りしました。) 

 

後悔しないよう今を大切にして、1分1秒という時間を無駄使いすることなく過ごしましょう!!

 

老後、老後とやりたいこともせず馬車馬のように働き、貯金をしても病気や事故や災害などで今日死ぬかもしれません。そうなると老後は無いのだから苦労は水の泡になります。

 

死んだら終わりです。人生に後悔をのこさないように、「思い立ったが吉日」先延ばしせず、若くて体が動くうちにやりたいことをやることを個人的にはお勧めします。

 

実は「空元気」を装っていますが、年明けから腹痛は頻繁に起き、昨夜は頭痛で早めに床についたものの眠れない。腹痛が続くと「腸転移?」、頭痛が続くと「脳転移?」と考えるのががんサバイバーですが、健康な人でも腹痛は起きます。頭痛もあります。でもその多くは一過性のもの。

「やばいかなあ~」と思いつつも、今朝も生きて目が覚められたことに感謝、感謝のBIGTOEでした。

 

さあ、今日も感謝の心を忘れず空元気でも1日を重ねマッスル!!

 

 

『笑えさとりし人よ』 吉田拓郎