4月です。4月、5月は1年のうちでも最も紫外線が強い時期です。当然、日焼けします。
私は元コンテストビルダーでしたから、50代手前まで天気が良ければ海やプールへ行ったり、天気が悪ければ日焼けマシンで肌を焼いていました。もちろん、最初は15分、次は30分、慣れてきたら1時間と徐々に焼くのは常識です。
かつては、日焼けはビタミンDを生成し健康に良いと言われ、男性は褐色の肌、女性は小麦色の肌に憧れたものです。(ビタミンD生成目的なら15分程度の日光浴で充分だとか。パンツ一丁で長時間の日焼けは百害あって一利なしです。)
ボディビルコンテストでは、肌が黒い方が引き締まって見え、個々の筋肉の陰影がクリアに見えるために真っ黒に焼きます。ステージ上のライティングが強いために真っ黒に焼いておかないと白く見え、白い肌はハレーションを起こして見えます。
そこで勝つために極限まで焼くのですね。それでも元々、遺伝的に色白の私は審査員から「白い、白い」と言われたものです。
そして、焼きました。が、しかし、度重なると紫外線の害は蓄積し、40歳、50歳と歳を重ねると肌のシミ、皺となって突然現われてきます。まるで浮き出るようにです。それに気が付いて日焼けを止めてもビタミンC、L-システインを大量摂取しても加齢とともに年々シミは数が増え、大きく、濃くなります。肌の弾力性がなくなり皺が出てきます。止められません。
「後悔先に立たず。It's too late to be sorry.」です。
若い頃、同じジムにプロポ―ションのいい美人さんがトレーニングしていました。「コンテストになぜ出ないの?出れば優勝できるのに。」と訊ねると「肌を焼くと将来必ずしみや皺が出てくると知っているから」と彼女は答えました。
その時は「ふ~ん」という感じだったのですが、後になって彼女の言っていたことが正しかったことがわかりました。
もちろん、生まれつきメラニンが多く紫外線に対する耐性が強い色黒の体質の人、その逆で紫外線に対する耐性が弱く色白の人が居ます。後者の方は要注意です。
(※アグネス・ラムさんの小麦色の肌がまぶしい!!彼女はメラニンの多い体質です。)
私は男ですが、母親似の色白タイプで50歳を超えた頃からシミ、皺に悩まされるようになりました。子供、孫、親しい友人には「無駄に日焼けをするな!!」と言っています。男女にかかわらず後輩のボディビルダーにも「日焼けは必要最低限にしなさい。」と言っています。同じ過ちを繰り返して欲しくないからです。
肉体はこの世の消耗品ですから、男なら「勝つことが出来ればシミも勲章」でいいでしょうが、女性はシミだらけ皺だらけの体になるのは嫌でしょう。外見の問題だけでなく皮膚がんになるリスクも高まるのですから。
(※月刊ボディビル誌の浅見先生の連載。天然、マシンの日焼けに関わらず害はあります。)
『BIGTOEの筋肉物語』レビュー「紫外線の害」【警告】
https://ameblo.jp/bigtoe-muscle55/entry-12736490658.html
『悪いことは言いません。日焼けはほどほどに!!』10年、20年後に後悔しますよ。