がん宣告から今日までのまとめ(41)

『1度目の肺転移と治療』(2020年11月~12月)

 

《2020年11月16日の造影CT画像に対する医師の見解》

○尼崎総合医療センター 頭頸部外科 隈部先生、呼吸器外科 糸井先生、2017年私の手術を行った亀田総合病院の呼吸器外科 野守先生(現在は千葉県の柏厚生総合病院)、ツォン先生の4名の見解

➡がんの肺転移の可能性が高い。

➡確認された腫瘍は1個なので切除して細胞検査をするのが良い。

➡一度、肺転移があると今後隠れている癌が次々現れる確率は高い。

➡その場合、抗がん剤治療となるが、ACCは効果のある薬がない。無治療で経過観察もあり。

 

《がんの状況》

○右肺に直径約1cmの影1つ

 

《考えられる治療法》

胸腔鏡手術(尼崎総合医療センター・糸井先生)で切除

凍結治療(柏厚生総合病院・野守先生)で殺す

 

《「胸腔鏡手術」と「凍結治療」の比較》

【胸腔鏡手術】

・胸部に3~4か所、数cmの穴を明けて内視鏡カメラを挿入して切除する。痛みはそこそこあり。

・手術時間 麻酔+2時間程度

・入院期間 約1週間

・麻酔 全身麻酔

・手術費 保険適用

 

【凍結治療】

・胸部には凍結針の穴のみで痛みは軽い。

・手術時間 1~2時間

・入院期間 5日間 翌日から社会復帰可能➡前週にCT、MRI、心電図、採血、PCR検査

・麻酔 局所麻酔➡今は命中率の良い全身麻酔で実施

・手術費 保険適用外 55万円(腫瘍1個)

免疫効果10%※➡腫瘍が1cmと小さいため効果は不明

※凍結治療により死滅した腫瘍がワクチンとして作用し、体がその癌に対する免疫能力を獲得(凍結免疫効果)

※亀田総合病院、慶応大学病院、柏厚生総合病院と施術出来る病院が関東

《柏厚生総合病院 呼吸器外科の肺がん治療》

https://www.kashiwakousei.or.jp/medical/klokyukigeka/

 

 

★当初は「凍結治療」では、局所麻酔で行う、低い侵襲性で痛みが軽い、免疫ワクチン効果の可能性がある、傷は凍結針を刺す部分のみ、QOLが下がらない、入院は5日とのことから、保険適応外で経済的負担が大きくとも、関東の病院ということで移動、滞在時間、費用がかっても「凍結治療」でと思っていましたが、野守先生に確認すると今は全身麻酔で行っている、免疫ワクチン効果は腫瘍が1cmでは疑問、1cmの腫瘍1個を切除するだけなら手術でも痛みは避けられないがQOLへの影響はさほど大きくないとのことから、日常生活に戻る時間は長くなるが、今回はコロナ渦で事前に関東入りしてPCR検査を受けなければならないこともあるので地元尼崎総合医療センターで保険適応の「胸腔鏡手術」で行なうことに決めました。

 

【腺様嚢胞癌肺転移巣切除手術のまとめ(2020年12月)】

事前にPCR検査で新型コロナの陰性を確認

12月14日(月) 胸部CT画像撮影

12月15日(火) 尼崎総合医療センター入院

麻酔科の受診。実際の気管孔を見て手術時の姿勢でチューブの抜き差しが可能か、抜けないか、肺分離換気が可能かどうかの検証。

➡切開部が大きくなった時の対応を考えて「硬膜外麻酔」で行うことに。

12月16日(水) 午前9時~ 手術➡ICU

12月17日(木) ICU(尿管抜去)➡一般病棟・・・【排尿時痛み】(術後2日目)

12月18日(金) 胸部X腺➡硬膜下麻酔チューブ抜去・肺ドレンチューブ抜去(術後3日目)・・・【傷の痛み・微熱】

12月19日(土) 採血➡胸部X腺➡(翌日の退院決定)

12月20日(日) 退院

 

胸腔鏡手術腺様嚢胞癌の肺転移巣を切除とのことでしたが、胸に永久気管孔を作っているため気管が5cmしかなく、分離肺換気が困難な場合、肺の癒着が高度であった場合、開胸手術となり切開部が大きくなる可能性もあると伝えられていたのですが、結局、片肺挿管困難で開胸手術となり切開部が10cmと大きくなりました。

なにわともあれ、肺転移巣の切除は成功。

切除した癌の組織検査の結果はやはり「腺様嚢胞癌」

10mmの癌を切除するのに再発率を下げるために「餃子1個分」くらいと大きめに切除しました。

 

【今日のトレーニング】

◎ハンマーグリップチンニング 20回~16回×10セット

◎ハンギングレッグレイズ 20回×5セット

今日は陽射しがあるポカポカ陽気でした。昨日のブルガリアんスクワットで心地よい筋肉痛に尻が包まれています(笑)。