がん宣告から今日までのまとめ(33)

『セカンドオピニオン』

 

どのようながん治療を受けるのか?最後に決めるのは医師ではなく自分自身です。自分の命なのですから。そのために、後悔しないためにも「セカンドオピニオン」を受けることは大切です。

病院によって、設備や科目の有るなしがありますし、医師によって得手不得手があります。経験値も異なります。

 

【セカンドオピニオン】

東京都福祉保健局のホームページ

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/index.html

より・・・

 

『セカンドオピニオンとは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に「第2の意見」を求めることです。

担当医から説明された診断や治療方針について、納得のいかないこともあるかもしれません。「別の治療法はないのか」と思う場合もあるでしょう。セカンドオピニオンを受けることで、担当医の意見を別の角度からも検討することができ、もし同じ診断や治療方針が説明された場合でも、病気に対する理解が深まることもあります。また、別の治療法が提案された場合には選択の幅が広がることで、より納得して治療に臨むことができます。』

 

私の場合、「体にメスは入れたくない。」という強い思いがありましたので、「期待できる治療法は外科手術だけ」と言われたことに納得できず、ためらいなくセカンドオピニオンをしたいという自分の意志を担当医に告げ、「国立がんセンター中央」に紹介状を書いていただきました。

 

紹介状とともに、血液検査や病理検査・病理診断などの記録、CTなどの画像検査結果などを焼いたCDの提供を受けることが出来ます。

 

≪当時のブログより≫

【『セカンドオピニオン』重粒子線に望み】

★「標準治療」というのは現代医学で裏付けのある最良の治療方法★

2017年7月14日金曜日、国立がんセンター中央(築地)の頭頚外科腺様嚢胞癌担当のM医師によるセカンドオピニオン終了しました。(※参考までに、セカンドオピニオンの費用は保険外で1時間40000円+消費税です。)

 

大筋は防衛医大のH医師と大きな食い違いはなく、「標準治療というのは現代医学で裏付けのある最良の治療方法」であり、腺様嚢胞癌の場合、一番は「外科手術による切除」、次が手術に比して大きく効果がさがるが「放射線治療」でした。

 

やはり、有効な抗がん剤治療はないそうです。ただ、「重粒子線治療」は300万円以上かかるが放射線より強いので効果は見込めるかもしれない。もしサードオピニオンを希望するなら重粒子線。あとはどこに行っても判断は変わらないだろうとのことでした。

 

私の希望は、「メスを入れる手術はしたくない」でした。しかし、M医師の言葉は、「癌は完治させないと放射線で一時的に効果があって成長を止められたとしても再び成長を始める可能性が高いので、その時には手術したとき以上の傷み、苦しみを覚悟しておかなければならないだろう。」でした。

 

加えて、放射線治療をするとその周辺組織がもろくなるので、それから手術となると傷が治りにくくより大変な手術になるので、「放射線がダメだったから手術を」は考えないほうがいい。いずれにしても今すぐにやらないといけない事ではないが、手術、放射線、重粒子線にせよ、早いに越したことはないから、1、2ヵ月のうちに決断しましょうとのことでした。

 

手術をせずに癌が成長すれば息が出来なくなり窒息、飲食も出来なくなり死に至るというのは防衛医大と同じ見解でした。「悩ましい命の選択」を迫られていますが、やはり、標準治療の一番手とは言え、声帯、甲状腺、気管を失う手術より、サードオピニオンとして重粒子線のトライを選ぼうと思います。膳は急げ!!と言います。来週にも重粒子線のサードオピニオンの手続きをします。命をかけて、300万円かき集め重粒子線にトライして奇跡を起こしたいとの思いからでした。

しかし・・・。

 

【今日のトレーニング】

◎アンダーグリップチンニング 20回~13回×10セット

◎ハンギングレッグレイズ 20回×5セット