がん宣告から今日までのまとめ(28)

『人は死んだらどこへ行く?どこへも行かない。』

 

《親しい人との別れ》

この歳になると、癌の患者会と交わりを持つと、知人、友人と別れが増えてきます。悲しいことですが現実です。

 

コロナ禍で、面会さえ叶わず会えないままに旅立った友がほとんどなのは悲しいことです。昨年9月にすい臓がんで旅立った仕事での先輩上野昇蔵さんには一時退院したと聞いて居てもたっても居られず自宅に会いに行きました。亡くなる3週間前のことです。「来てくれたんか~!!」とくしゃくしゃの嬉しそうな笑顔を返してくださいました。

 

昇蔵さんは、私と違い霊感があるそうで、幽体離脱、霊界通信などの話をよく聞かされたものです。私が千葉県鴨川での一応のがん治療、療養に終止符を打ち、関西に帰って来た時も私に会いに来てくださり、「あの世に聞いたこの世の仕組み」という本をプレゼントしてくださいました。(4年前、この時、昇蔵さんはまだがんの診断を受けておらず元気一杯でした。)

「もう何も言葉は要りません。すべて乗り越えています。ありがとうございます。」この世で交わした最後のラインの言葉でした。

(※共に元気だった頃。「筋肉オフ会」で昇蔵さんと。古風に見えますが物作り職人、トライアスリートでした。)

 

《人が死んだらどうなるのか?》

世間的には「あの人亡くなったんだ。いい人だったよね。」程度でしょう。そして、時間の経過とともに忘れ去られます。

悲しいことですが、そんなものでしょう。

 

《死ぬときはどんなだろうか?》

おそらく眠る時のように、手術で全身麻酔をかけた時のように、気管支鏡検査の時の痛み止め麻酔のように、「どこで意識が無くなるのか見届けるぞ」と思っている間にふ~っと意識が途切れるのでしょうか。おそらく脳への血液や酸素の供給が滞った時点で意識は無くなり苦痛は無くなるのでしょう。そう信じたい。苦しいのは嫌だから。

違うのは、眠り、麻酔では目覚めるが、死ぬときは目覚めないだけ。そうであれば、死ぬことはそんなに辛いことではありません。

自然に苦しむことなく逝くのが理想ですが、苦しければ麻酔をかける技術で眠らせてほしいものです。(勝手な想像ですが、実際の緩和ケア病棟ではされているのかもしれません。私は「安楽死」したい派なので歓迎です。)

いずれ誰もが通る道です。心配するだけ時間の無駄かもしれません(笑)。

 

《死んだらどこに行くのだろうか?》

「天国?」「来世?」、「霊界」ってあるのでしょうか?

昇蔵さん、霊界があるのなら教えてください!!

私は心を支えるために信仰心は持っていますが、宗教家でもないし、あの世とやらに行って帰ってきたひとは知らないので、おそらく「どこにも行かない」、「無」に帰るだけと思っています。(いわゆる土に還る。)知らんけど。

違うかな???

死ねば、人生の喜び、悲しみ、苦しみ、恨み、辛み、すべて忘れ去ります。ただ、共に生きてくれた家族、友の心の片隅に生きているとは思いたい。

まあ、そう考えれば、いつお迎えが来ても大きな悔いはないかなとも思うこの頃です。

その日まで筋トレ楽しみ、家族と友と笑って過ごします!!

 

【今日のトレーニング】

◎ハンマーグリップチンニング 20回~16回×7セット

◎ハンギングレッグレイズ 20回×5セット

今朝は早めに公園に出かけたのですがマジ寒い!!途中、呼吸が苦しくなり7セットで終了。気管孔から肺に冷たすぎる空気が流れ込んだから???

明日から3月ごろまでは、7時スタート、もしくは昼トレに切り替えた方が良さそうです。

 

【今日のわんこくんたち】