がん宣告から今日までのまとめ(1)

 

11年前の2011年にアメブロさんで「BIGTOEの筋肉ブログ」という名前でボディビルコンテスト、筋トレの話題を中心に始めたこのブログ。

 

2017年、まさか、まさかのステージⅣのがん宣告、余命宣告でしばらくお休み(2017年9月~2018年9月)。

 

2018年10月に復活してからは「筋トレがんサバイバーの闘病ブログ」となっていました。

 

そして、先月から「BIGTOE Official Blog」として生まれ変わりました。

 

幸いなことに、手術から5年が経過した今、転移を繰り返しつつも若い頃からのライフワークであった「筋トレ」を続けながらも、「生かされたおまけの人生」を生きています。

 

これからは、がん宣告から今日までを振り返りつつ、「筋トレ」「がんサバイバーとしての日常」「がん治療情報」などを発信してきたいと思います。

 

 

2017年6月末、長引く喉の違和感から娘の「病院に行って検査して!何もなかったらそれでいいことやし。」という言葉に背中を押されじぶしぶ清瀬駅近くの耳鼻咽喉科へ。

 

「喉のあたりに何かあるので大きな病院で検査を受けることをお勧めします。」とのことから所沢の防衛医科大学病院へ。エコー検査、細胞検査、血液検査、CT検査、気管支鏡検査、PET検査、胃カメラ検査の結果は、「気管原発のステージⅣのがん」、病巣は甲状腺、声帯をも包み込み広範囲に及ぶもので長さは10cmに達している。

 

しかも、癌種は「腺様嚢胞癌」という聞いたこともない希少癌で効く抗がん剤が無い、放射線も効かない、組織深くに浸潤し再発、転移しやすいステージはⅣ。すでに気管の半分以上が塞がっているために放置すれば3~4か月で窒息死の可能性が大きい。

 

可能性のある治療法は、外科手術でがんに侵された気管の大部分、甲状腺、声帯、周辺リンパ節を切除することのみ。

 

声、臭覚は失い、呼吸は胸に「永久気管孔」という孔を制作し、口鼻呼吸ではなくその孔ですることになる。

 

胸に「永久気管孔」を作るために、両鎖骨、第一第二肋骨、胸骨も切除

 

開胸して気管に隣り合う食道にがんが浸潤していたら食道切除。その場合、胃袋をリフトするか小腸を使って食道を再建する。

 

手術時間は、16時間に及び、手術、合併症で亡くなる可能性20%ということでした。

 

元ボディビルダーとして、絶対に鍛えた肉体にメスを入れたくないという思いから、セカンドオピニオン築地の国立がんセンター中央亀田総合病院と渡り歩くも見解は同じ。

 

 

(※現役時代のBIGTOE)

 

3か月では身辺整理も出来ないし、まだまだやりたいこともある。友人たちの「まず、生きてください!」「僕ならまず生きて結果どんな体になろうともその体で奇跡を起こします!」「声が無くても体が不自由になっても出来る事はあります。」「BIGTOEさんなら声が無くても文章、SNSで発信も出来るじゃないですか。」「最悪でも死ぬだけ。それ以上のことはありません。」との励ましに背中を押され大手術を受ける決意をしたのでした。

 

 

 

【2018-10-01 11:44:54の記事】

『復活!!』

 

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