「生鉄」ロケは朝方終了。その後はフリータイムとなり、雪ちゃんは今日の夕方過ぎくらいまでに東京へ帰れればいいということだったので、一日一緒に行動することにしました。いわゆるデートというやつですかね(笑)
帰りは車で三厩の駅まで送ってもらい、上り列車に乗り込みます。昨日は津軽浜名で降りてしまったため、津軽線を一駅だけ乗り残した形となっていて、心残りだった雪ちゃんですが、晴れて完乗できることとなり、すっかりご満悦の様子。
途中の津軽二股駅で降ります。こんな中途半端な所で降りたわけは、ここに今だけしか体験できないテツならではのスポットがあるからです。もちろん、テツ分の濃い雪ちゃんだからこそ連れて来た場所であり、一般の旅行でこんな所へ案内したら、それこそ...
津軽二股駅は、海峡線の津軽今別駅とほぼ同じ場所にあり、両駅は階段を通じて繋がっています。来春にはここに北海道新幹線の奥津軽駅(仮称)が開業予定で、その工事のため、津軽今別駅の方は8月9日を最後にしばらく営業を取り止めることとなっています。再び営業する時には、この階段は御役御免となっている可能性が大ですね。
その階段を上って津軽今別の駅へ行ってみると、そこは新幹線ホームの建設真っ最中。反対側のホームへは、その建設中のホームを突っ切って行くことになるため、工事の進み具合がバッチリ見えます。この様子が見られるのも、あと数日となった8月9日までなので、テツならばやっぱりこれを見逃すわけにはいかないでしょう。テツならばね。ちなみに雪ちゃん、かなり満足そうでした。
そして再度三厩方面へ折り返します。既に新駅舎はほぼ完成し、次回来る時は後方に見える入口から入ることになるのでしょう。
三厩からは、竜飛崎へ向かうバスに乗り換えます。ここからは純然たる観光となります。ちなみにバスは全区間乗っても片道100円という安さ。
ということで、やって来ました竜飛崎。明け方降った雨もすっかり止んで、見事なまでの青空に。海の向こうには遥か北海道もバッチリ望め、最高のデート日和となりました。
そしてナント今日は年に一度の「灯台開放デー」とかで、普段は入ることのできない灯台に登らせてもらえることに。風が心地良く、恐いくらいの強運です。
岬から下の港までは、「階段国道」で知られる国道339号線が続いています。車は通れないもののれっきとした国道で、ひたすら階段が続きます。なお、バスは下の港を経由して岬まで行き来しているため、下りた先の港からもバスを捕まえることができます。上と下ではかなりの高低差があるので、歩くのなら上から下、つまり岬から港への行程がオススメです。逆はかなりキツイかと。
三厩の駅へと戻って来ました。雪ちゃんはもう帰るだけとなりましたが、国鉄形車両の40系がだいぶ気に入った様子。さすがはテツ子ちゃんです。
最近はもうこんな風に窓を開けてボックス席で寛ぐなどという乗り方を楽しめる列車は極めて少なくなりましたね。これからももっともっとテツの道を極めてください。期待してまっせ。