昨夜の段階ではまだどこへ行くか決めていなかったけど、ふと「南リアス線」にも行きたくなって、さっそく行動を開始することに。その時その場の思い付きで自由に行動できる切符なので、こういう時にはとても重宝します。



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八戸から「はやぶさ」と「はやて」を乗り継いで新花巻へ。「大人の休日」期間の土日ということで、「はやぶさ」に関しては軒並み「満席」の表示が。でも盛岡までなら指定券ナシでも乗れるのでここでは問題ナシ。




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新花巻から釜石線の快速「はまゆり」に乗り換えます。すでに列車を待つホームにはたくさんの人が。これも「大人の休日」効果でしょうか。




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案の定、ここ新花巻から「はまゆり」は立ち客も出るほどの混み具合に。3両も繋いだローカル線でこれだけの盛況振りは頼もしい限りですが、旅を楽しむにはちょっと興醒めしてしまうかも。



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「はまゆり」は何とか座れたものの、窓側を取れなかったこともあり、あまり落ち着かないまま終点の釜石に到着。遠野で多少の入れ替えはあったものの、釜石まで乗り通す人が大半でした。



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釜石からすぐに三陸鉄道の「南リアス線」に接続。2両繋いでいますが、1両は貸切のため、今度も混雑が予想されます。




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しかし実際は、さほどたいしたことなく、若干の空席を残した状態で釜石を発車。逆カブリツキのスペースが確保できたので、そこに立つことにしました。




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こちらもトンネルが多い路線ですが、場所によってはきれいな海がバッチリ望める箇所も。そういう所では徐行サービスをして眺望を楽しませてくれます。




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4年前の震災における爪痕も、まだあちこちに生々しく残されています。




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待合室にホタテの貝殻が飾ってある恋し浜では数分間の停車。多くの人がホームに出て思い思いの形で寛ぎます。外の空気が吸えるこういったサービスはまさに気分転換にはもってこいです。




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終点の盛に到着。「北リアス線」に比べるとだいぶ短いけれど、こっちはこっちでまた違った味わいがあります。




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もう一度「南リアス線」を引き返そうか迷ったけど、BRTで気仙沼へ抜けることにしました。




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「18きっぷ」でも乗れることもあって、大船渡線のBRTは随分と混んでいます。列車ならともかく、狭くて揺れの激しい「バス」でこの混雑はかなりキツイですね。




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こちらも震災の生々しい爪痕があちこちに。




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一時間余り揺られて気仙沼に到着。駅は高台にあり震災を免れたことで、ここはいつもと変わらぬ様子。何事もなかったかのように多くの旅行者が行き交っています。




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今日は一時間余り後に臨時列車の「ポケモントレイン気仙沼」号があり、空席状況を聞いてみたところ、まだ若干余裕があるとのことだったので、それに乗ってみることにしました。マンガのキャラクターの派手なデザインが目を引きます。




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中の座席はこんな感じで、まさにマンガのキャラクター一色です。何も知らずに単なる移動の手段として乗った場合にはちょっと恥ずかしい気も。



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隣の車両は1両まるまる「プレイルーム」となっていて、そこはまさに「動く遊戯室」。景色を見ながら思い切りはしゃぎ回れるこんな列車で旅をすれば、自ずと鉄道好きになるのでは。
なお、安全上のため、この車両のドアは途中の駅では開かないので、安心して子供達を遊ばせることができます。移動のためというより、中で遊ぶことを目的とした列車とも言えますね。




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子供達はみんな隣の「プレイルーム」へ行ってしまうため、一般の車両はとても静か。これなら小さな子供を連れてでも、他人に気兼ねなく旅をすることができます。また子供嫌いな人もこれなら安心。こんな列車をもっといろいろあちこちで走らせてもらいたいものです。



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すれ違い等のため、途中の駅でもちょくちょく停車時間があり、駅の外へ出ることもできます。乗りっ放しで飽きてきた時などは気晴らしになっていいですね。



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カブリツキも思いのまま。とにかく楽しい列車です。




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終点の一ノ関に着くと、ホームではJRの社員が盛大にお出迎え。何だか偉くなったような気がして悪い気はしません。




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今日はこのまま「はやぶさ」に乗って帰ります。




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乗ってしまえばもう東京まではあっという間。切符は明日まで使えるので、今夜は自宅でゆっくり休んで明日また出直すつもり。こうやって途中で帰って来られるのもこの切符の魅力ですね。



八戸 8:11(新幹線「はやぶさ10号」)→ 8:44 盛岡 8:57(新幹線「はやて116号」)→ 9:09 新花巻 9:20(快速「はまゆり1号」)→ 10:51 釜石 10:57 → 11:56 盛 12:36(BRT)→ 13:59 気仙沼 15:14(快速「ポケモントレイン気仙沼号」)→ 16:49 一ノ関 17:47(新幹線「はやぶさ104号」)→ 19:52 東京