三陸鉄道・北リアス線において、「新・鉄子」のメンバーによる貸切列車イベントを行いました。
発端は今春のGW明け、「新・鉄子」メンバーで三陸鉄道を訪れた際、その見事なまでの復活振りにメンバー一同深い感動を覚え、いずれはここで貸切列車のイベントを開きたいとの想いが一致。ということで、めでたくこの日を迎えることとなりました。
開催場所が場所なだけに、どれだけの人が来てくれるのか少しばかり心配でしたが、ほぼ満員となる盛況振りにまずはホッと一安心。そんなわけで、間もなく始まる貸切列車イベントに向けて、みんないささか高揚気味?
やがて時間になり、さっそく宮古へ向けて出発。先頭は、靴を脱いで上がる「お座敷」車両です。早くもみんな寛ぎムード?
後方は、凝った内装が懐かしさを誘う「レトロ」車両。なお座席は全て指定席となっていて、往路と復路でそれぞれ車両を入れ替える配慮をしています。
往路は主に三陸鉄道の各所見所を説明。トンネルが多い路線のため、マイクパフォーマンスが重要な鍵を握ります。なお列車は途中の駅でも所々数分間の停車時間を設けてあり、適度に外の空気を吸うことができます。アテンダントの制服を着用した女子二人はすっかり成り切っているようです(笑)
2時間余りかけて終点の宮古に到着。ここで各自昼食を取った後、2時間後の復路に備えます。
相変わらずここでも人気の女子二人。
ボクもちょっとだけ便乗(笑)
後半戦となる久慈へ向けての復路は、メンバーによるパフォーマンス大会がメイン。まずは「あまちゃん」に扮した二人が「潮騒のメモリー」を熱唱。一気に車内が盛り上がります。
江上さんはギターにて「大いなる旅路」を披露。さらなる盛り上がりを見せます。
調子に乗ってボクもギターによる弾き語りに挑戦。人前でギター弾くのはかれこれ30年振りくらいかも。意外と指遣いって覚えているものですね。かなり恥ずかしかったデス。
帰りも停車時間を設けている駅がいくつかあり、気分転換にはもってこいです。
その後プレゼント抽選会でも盛り上がり、往路同様約2時間かけて久慈へと戻って来ました。なお、車内にて葉っぱに書いてもらったみなさんのメッセージは、こんな形で大きな木の絵になりました。しばらくは久慈駅に飾られるそうなので、自分の書いたメッセージを探してみてはいかがでしょう。
ということで、みなさん、お疲れ様でした。
前夜のホテルにて
実はこのイベント、このままでは大赤字になることが必至だったため、急遽オリジナルのタオルを販売することに。しかし前日ホテルにはむき出しの状態で届いたため、深夜の12時頃までかかって、一つ一つ折りたたんで、コンビニで買ってきたビニール袋に入れる作業をメンバー全員でこなしたのでした。何しろ今回はスタッフもマネージャーも居ないため、我々だけで何とかしなければならなかったものでして。なお、一人で5枚も6枚も買っていただいた人もいて、おかげさまでほぼ完売の黒字に転換。何か申し訳ない気もするけれど、何はともあれ有難うございました。
「新・鉄子の旅」を取り仕切っていたIKKI編集部が休刊となり、また編集長を務めていた江上さんも小学館を退社なされたこともあり、メンバー全員が揃うこのようなイベントはこれが最後になる可能性が大。「鉄子の旅」は形を変えてこれからも続くかもしれないけれど、ひとまず皆さんとはお別れです。長らくのお付き合い、本当に有難うございました。