今日で北海道からお別れです。



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朝イチの江差行に乗るため、木古内の駅へとやって来ました。今はまだ静かな駅前ですが、新幹線がやって来る準備は着々と進められ、もうしばらくしたら全く見違えるような状況へと変貌を遂げるのでしょう。




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江差行の一番列車は、函館方面からの接続がないため、他にテツが2名乗っているだけでとても空いています。でも、来年5月の廃止が発表され、シーズンでもあることを思えば、たぶんこの後の列車からはかなりの混雑が予想されます。その意味ではこの列車はねらい目ですね。




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もはや何度も見た景色ですが、間もなく見られなくなると思うと、もっともっとよく見ておかねば、という気になります。木古内から分かれた江差行は、しばらくは田んぼが続く平坦な道を快走。




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そして吉堀を過ぎると厳しい峠越えに差し掛かります。エンジン音をうならせ、喘ぎ喘ぎ登る様子はとても迫力があり、江差線屈指のハイライトとも言えるでしょう。




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湯ノ岱では人の手を介して行なわれるスタフ交換が今も健在。なお上下列車の行き違いがあるのは午前中の便だけです。




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その後しばらくは天野川が寄り添うようにぴったりと。




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山を抜けると再び田畑が広がります。




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そして最後には日本海が。海が見えてくると、間もなく終点の江差です。




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江差に着きました。せめてここまでのこの素晴らしい景色をいつまでも忘れないようしっかりと脳裏に焼き付けておきたいものです。




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途中の駅も回ってみたくなり、折り返しの列車では宮越で降りてみました。




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周囲に人家はあまり見えず、秘境感さえ漂っています。木造の待合室がいい味出しています。




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駅のすぐ裏手には、天野川の悠々たる流れが。




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駅前はひっそりとしていましたが、川を渡ってしばらく行くと、比較的まとまった集落が。





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江差行の列車の到着が近付くと、地元利用者が2名駅へとやって来ました。どうやらここは定期的な利用者が居るようで、何だか嬉しく思ってしまいます。




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やがて木古内方面から江差行の列車が到着。毎日繰り返されるこの当たり前の光景も、来年はもう見られないと思うと、やはり切なく思えてなりません。




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今度は終点の一つ手前、上ノ国で下車。




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駅舎は観光案内所に併設される形で、夜間は閉め切るため駅寝はできない旨の掲示が。




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木古内に戻って来ました。なお利用者増を見込んで、この後の列車は2両で運転されるみたいです。




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木古内からは「白鳥」に乗って北海道を後にします。やはり特急列車は快適ですね。




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この列車は上下2本ずつしか停まらない津軽今別にも停まるので、ここで降りることにしました。なお木古内から乗った場合、ここまでの特急料金は不要です。




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津軽今別のホームから下へ続く階段を下りると、そこはもう津軽二股の駅です。時刻表では両駅は隣接していると記されていますが、実際は「併設」といった方がしっくりくるでしょう。なお、新幹線開業時には、ここに「奥津軽」駅ができることになっていますが、この両駅の駅名がどうなるか、気になるところです。




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周囲には特に何もありませんが、ホームに接するような形で「道の駅」が営業。中では軽い食事を取ることもできます。




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しばらく待つうちに三厩方面から津軽線の列車が入線。これに乗って蟹田方面へと抜けます。




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ここでも使われている車両は非冷房の40系。窓を全開にして思い切り外の風を受けられます。





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途中にはちょっとした峠越えもあり、江差線のそれと比べても勝るとも劣らぬ迫力に満ちています。江差線共々、こっちもじっくり味わいたいですね。




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蟹田に到着。駅舎が新しくなっていましたが、なかなか風情のある造りでした。




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蟹田からはロングシートの701系の登場。旅情には欠けますが、東北ならではのこの車両を見ると、本州に戻って来たという気にはなります。




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青森まで戻って来ました。5日前、ここから「はまなす」に乗ったのが、何だかもうずっと昔のことのように思えてしまいます。




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そのまま弘前まで移動。この辺はもうすっかり701系の天下です。




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訪れたのは弘南鉄道の弘南線です。3日前に新駅が開業したのでそれをやっつけるのが目的です。なお切符は大鰐線にも乗れる一日乗車券を1000円で売っていたのでそれを購入。




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下校や早めの帰宅でそこそこ賑わう車内。どこにでもあるようなこんなありふれた光景こそ今の平和日本を象徴している気がします。




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そして3日前に開業したばかりの新駅「田んぼアート」に下車。なるほど、周囲は田んぼばかりです。なお、ここには日中しか電車が停まらず、ギリギリで間に合いました。




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そばには廃車となった昔の車両が留め置かれています。できれば乗ってみたかったですね。




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一日券を買ったこともあり、せっかくなのでその後は終点の黒石まで行ってみました。




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ここは国鉄黒石線が弘南鉄道に転換する時、及び黒石線そのものが廃止される時に何度も訪れているのでいろいろと思い出の多い所です。とても大きな町といった印象が強く、鉄道の廃止を意外に思ったものでした。




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田畑が果樹園が続く弘南線の車窓。実にのどかです。




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弘前に戻って来ました。電車は30分毎の運転と本数も多く、また魅力的な駅もちょくちょくあるので、一日券を活用していずれまたじっくりいろいろ回ってみたいものです。




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弘前からは数少ないJRの列車を利用して大鰐温泉へと移動。




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JRの大鰐温泉駅のホームに直結する形で弘南鉄道大鰐線の大鰐駅が併設。こちらは随分と寂しい感じです。




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弘南鉄道の一日券は大鰐線でも使えるので、せっかくなのでこちらも乗ってみることに。なお、弘南線に比べると、ちょっと寂しげです。




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少ない乗客を乗せて弘前の町中へと進んで行きます。先日、廃止を検討する談話が発表されたため、今後の成り行きが気になるところです。




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中央弘前に到着。レールはここでぷっつりと途切れ、いかにも終着駅といった感じです。なおJRの弘前駅までは歩いて15分ほどの所です。




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JRの弘前駅前に比べると、こっちの方が中心街に近く、駅舎も風格があり伝統を感じます。でもJRと繋がっていないことはやはり不利になりそうな気が。



木古内 6:43 → 7:49 江差 8:09 → 8:29 宮越 8:56 → 9:08 上ノ国 10:34 → 11:30 木古内 11:59(特急「白鳥28号」) → 12:38 津軽今別・津軽二股 13:01 → 13:26 蟹田 14:05 → 14:42 青森 15:26 → 16:10 弘前 16:30 → 16:53 田んぼアート 17:23 → 17:29 黒石 17:50 → 18:19 弘前 18:30 → 18:41 大鰐温泉・大鰐 18:50 → 19:18 中央弘前