今日から舞台は北海道へと移ります。


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「はまなす」は札幌に定時到着。まあまあよく眠れた方です。でも開放寝台はやっぱりもう時代遅れの感が。値段も高過ぎるし、移動だけなら座席車の方が気楽かもしれませんね。




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札幌からは引き続き滝川行に乗り換え。この地区ならではの711系を目の当たりにし、北海道までやって来たことを実感させられます。




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予定では真っ直ぐ旭川へ抜け、早々と稚内へと向かうつもりでしたが、不意に気が変わり、滝川から根室本線を行くことにしました。そんなに急ぐ必要もないので。




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滝川から乗り換えた釧路行は、所要時間が実に8時間もかかる「日本一の長時間鈍行」としてにわかに脚光を浴びるようになった列車。そのため、全区間を乗り通すテツも、特にこの時期にはそこそこいるみたいで、通常の旅行者と合わせて結構な乗車率となっています。たった1両では少々キツイかも。



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富良野で降りました。なお、釧路行は、ここから1両増結して2両での運転になるみたいです。




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富良野で降りたのは、富良野線を走る「ノロッコ号」に乗るためです。この時期富良野線では、トロッコ列車の「富良野・美瑛ノロッコ」を3往復計6本走らせていて、観光客の誘致に励んでいます。いずれも自由席がたくさんあるため気軽に乗れるところも魅力です。




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最初ホームにて「ノロッコ」を待つ人のあまりの多さに驚いたものでしたが、4両も繋いでいることで実際には7~8割程度の乗車率に収まったようです。一応定期券等でも乗れる列車ですが、ほとんど全て観光客で占められていると思われ、北海道らしい雄大な景色に一喜一憂、あちこちで歓声が上がります。




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途中にあるこの時期だけ営業する臨時駅の「ラベンダー畑」でかなりの人が下車。その大半は女性で、何となく男と女の鉄道に対する見方の違いみたいなものがわかったような気がしたりして。




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平らな大地から林の中へ。そのゆっくりとした歩みは、日常の慌しさを忘れさせてくれる豊かさに満ちているようです。




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絶景の見所ポイントでは、徐行や一時停止のサービスも。雄大な景色を心ゆくまで堪能させてくれます。




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終点の美瑛に到着。思わずカメラを向ける人も多く、「ノロッコ」号はもはやすっかり人気列車として定着しているようです。




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美瑛からは普通の列車にバトンタッチ。これはこれでまた悪くないですが、窓が明かない車両なのは惜しい。




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旭川に到着です。駅が新しくなってからもう何度も訪れて、やっとこの駅の雰囲気にも慣れて来ましたが、やっぱりまだ違和感を抱いてしまいます。




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旭川からは宗谷本線へと分け入ります。直前に出る特急「サロベツ」が運休しているせいか、通常1両の幌延行が、今日は2両繋いでいます。おかげでかなりゆったりしています。




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塩狩峠を通過中。クーラーがないため、窓を全開にして自然の風を思い切り浴びてみます。ひんやりとした風が心地良く、まさに至福のひと時です。昔はこれが当たり前だったけれど、今はもうこんなことができる列車も随分と少なくなりました。



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乗降の全くない「板切れ」駅にも律儀に停車。これぞまさしく北海道を旅していることをしみじみと感じさせる瞬間です。




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豊清水では対向列車の待ち合わせのため数分間の停車。せっかくなので駅の周辺をざっと観察してみます。いわゆる秘境駅としても知られ、なかなか来にくい所なだけに、こういった停車はとても嬉しく思ってしまいます。




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折り返す列車の関係上、一駅降りられるので、歌内にしてみました。ここを訪れるのもかれこれ20年振りくらいになります。




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いわゆる「貨車駅」になって久しく、その「貨車」もだいぶガタがきているようです。駅前には人家が数件あるだけで、利用者もほとんど居なくなりました。かつてはこんな駅でも駅長さんを始め多くの駅員が詰めていて、それなりに活気があったはずですが、今はもうそんな面影は微塵もありません。いずれは駅そのものが廃止されるのではないかと心配してしまうほどです。




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上りの名寄行がやって来ました。まだ夕方の7時を回ったところですが、これが本日の最終列車となります。

乗り遅れたらそれこそ大変なことに。




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そして隣の天塩中川で下車。今夜はここに宿を取りました。明日はいよいよ相方の晴れ舞台に立会います。いい天気になることを願って。



→ 6:07 札幌 6:34 → 8:15 滝川 9:37 → 10:48 富良野 11:52(「富良野・美瑛ノロッコ2号」)→ 12:54 美瑛 13:06 → 13:37 旭川 14:18 → 18:41 歌内 19:14 → 19:23 天塩中川