土日を利用して横見一族が墓参りのため徳島を訪れる。みんな仕事があるためすぐに帰って行ったが、幸い自分は時間が自由になるため、せっかくなので寄り道しながら帰ることに。
やって来たのは加古川線の厄神です。4年半余り前の2008年3月、ここから分岐していた三木鉄道が廃止になるため、何度も訪れた駅ですが、廃止されてからは初の訪問となります。既に線路は撤去されていますが、線路跡はくっきりと。当時の賑わいを思い出し、胸がチクンと痛みます。今日はあの頃を懐かしみながら、沿線を歩いてみようかと。
線路跡の一部は舗装道路になっていましたが、元々の道路と交差する部分にはまだ踏切の跡がしっかりと残り、ここに鉄道が走っていたことを物語っています。
昔ながらの木造駅舎が印象的だった石野駅は、現役当時と全く変わらない状態で残っていました。今にも列車がやって来そうな雰囲気に、しばし興奮。
鉄橋の跡とかはわりとリアルに残っていますね。
こちらは別所駅。ここも昔ながらの木造駅舎が現役当時と変わらない形で残っていました。いずれは取り壊される運命かもしれませんが、できればいつまでもこのまま残しておいてほしいところです。
終点の三木は大きく変わり、駅前は鉄道公園として整備されました。
三木の駅舎は資料館として建て替えられ、当時の様子を後世に伝えています。
線路に沿ってゲートボール場が整備され、お年寄り達の賑やかな声が響きます。
少し歩くと神戸電鉄の三木駅があり、そこから電車に乗ってこの地を離れることにしました。
終点の粟生まで乗ります。
粟生からは、北条鉄道に乗り換え。しばし北条鉄道線内をうろうろしてみることにします。
まだ昼を回ったばかりだというのに、車内は帰宅の高校生でギッシリ。恐らく期末試験の最中なのでしょう。でもこれだけの混み具合を目の当たりにすると、ちょっとホッとしたりします。
適度にカブリツキも堪能。
終点の粟生にて一日乗車券をゲット。
粟生から折り返し、途中の法華口で降りてみました。駅舎は改装されて先月からパン工房が開店。木造駅舎の面影を残しつつ、お洒落な駅になりました。
さらに折り返し、今度は長へ。こちらは国鉄時代からある小ぢんまりとした無人の駅舎がひっそりと佇み。
同じ所を行ったり来たりすると、沿線の様子をすっかり覚え、より親しみが湧き、こういうのもなかなか楽しいものです。今日はもう帰りますが、いずれまた機を改めて、ゆっくり訪れてみたいですね。