「一日散歩きっぷ」が使えない今日は、移動よりも滞在重視で。
夕張へ行ってみたくなり、苫小牧を早朝6時10分に出る室蘭本線の岩見沢行の列車でスタート。当初は10時過ぎの列車からゆっくりと始めるつもりでしたが、変な時間に目が覚めてしまったので。
今でこそ短い編成の列車が細々と走るだけとなってしまった室蘭本線の苫小牧-岩見沢間ですが、線路は今も複線で、堂々とした走りにかつての栄華が偲ばれます。
朝日を浴びて。今日はいい天気になりそうです。
ピークは過ぎたとはいえ、まだ紅葉はあちこちに。
追分から石勝線に乗り換え。40系の単行で、片側のボックスは2人掛けに改造。
だだっ広い大地が開ける東追分付近。いかにも北海道らしい景観かと。
新夕張からは、そのまま夕張支線へと分岐。
途中の清水沢で降りてみました。
以前訪れた時は、まだタブレット閉塞で、構内には腕木信号機も健在でしたが、2004年に自動化され、だいぶ質素になりました。でも窓口は今も健在で、それも委託ではなく、JR社員が配置されています。
かつては多数の側線が敷かれていた構内ですが、今では棒線化された線路がたった1本のみ。本当に寂しくなりました。
次の列車でさらに先へと進みます。山間を縫ってレールは続きます。
終点の夕張に着きました。中途半端な感じでレールがぷっつりと途切れていますが、かつてはこの先、2キロあまり先まで繋がっていて、夕張駅もそこにありました。
今の夕張駅は、ホテルマウントレースイの前にあり、観光を意識した洒落た駅舎が特徴です。
駅前には「ゆうばり屋台村」がオープンしていました。まだ営業時間外だったので、ここは後で立ち寄ることにして、市内の散策へと向かいます。
今の駅からは1キロ程離れた夕張の中心市街地まで来てみました。映画の町としても知られる夕張は、市内のあちこちに映画の看板が掲げられています。
駅へと戻り、駅前にオープンした「ゆうばり屋台村」に入ってみました。ジンギスカンやラーメンなど、北海道の豊富な味覚がズラーリ。いろいろあって目移りしてしまいます。
みそラーメンを頼んでみました。ラーメンの激戦区とあって、さすがに美味い。完全にクセになりそうです。
約3時間振りにやって来た列車に乗り、夕張を後にします。
来る時にも見た景色だけど、もう一度しっかり眺め。
苫小牧に戻って来ました。今日はもう少し先へ行きます。
やって来たのは温泉で名高い登別。まだ早いけれど、今日は乗り放題の切符ではないこともあり、列車による移動はここまで。
そして駅前からバスに乗り、登別温泉へとやって来ました。
周囲には硫黄の匂いが立ち込め、いかにも温泉街といった装いです。
付近をブラブラした後、今夜は少々フンパツして老舗温泉宿に泊まります。超格安で来たことでもあるし、たまにはこんな風に贅沢してみるのもいいかと。
苫小牧 6:10 → 6:48 追分 7:08 → 8:03 清水沢 9:16 → 9:29 夕張 12:30 → 13:33 追分 13:40 → 14:15 苫小牧 14:42 → 15:26 登別 15:47(バス) → 16:07 登別温泉