甲子園と墓参り

北陸路をひた走り、「きたぐに」は、ほぼ定刻に大阪到着。

かつてはあれほど憧れた５８３系寝台ですが、正直言って、個室に慣れた身には、開放寝台というのはどうも落ち着かず、やはり「時代遅れ」の感は否めません。今後も積極的に利用したいかと問われれば、今の寝台料金では考えさせられてしまいます。でもいい思い出にはなりました。

そしてこちらも待ち受けるカメラマンは、３月の頃に比べると、随分と少ないようです。

さて、今日はちょっとだけ鉄道の旅から離れようと思います。「きたぐに」を降りた後は、梅田から阪神電車に乗り換え。

向かった先は甲子園球場です。たまには趣向を変えて高校野球なんぞを観るのもいいかと。せっかくなので、ネット裏の一番高価な席にしてみました。ここは屋根があるので直射日光が当たらず、すこぶる快適です。やっぱテレビで観るのとは迫力が全然違いますね。

野球観戦は午前中の２試合だけにして、午後からは高速バスに乗って徳島へとやって来ました。

徳島に来たのは墓参りのためです。僕の親父は徳島の出身で、墓もここ徳島にあります。あれから早１５年、思えば本当にいろいろありました。でもフリーター絶頂期でどうしようもなかったあの頃に比べれば、一応今は多少は安定し、それなりに稼げるようになったのだから、天国で親父も少しは安心しているかもしれません。

まだ早いので、もう少し、今日は高松あたりまで移動することにしました。今日は「１８きっぷ」を使っていないこともあり、せっかくなので特急を利用してみます。「１８シーズン」に特急を使うなんて、何だか優越感を抱いてしまいます。鈍行に比べると、やっぱり快適さが全然違いますね。