昨夜は福山まで来て宿泊。今朝は福塩線で旅立つことにしました。



横見浩彦の近況報告!-12.8.3-1

福塩線は、途中の府中までは電化もされていて、毎時1~2本の割合で電車が走る都会的要素の強い区間ですが、その先となると、非電化の上、本数も一日僅か7往復と、両極端なのが特徴。乗り換えとなる府中では、キハ120の単行がお出迎え。ここから本数が激減しますが、乗り換えた客の大半は「18」ユーザーと思しき人達で、一般客は少なめでした。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-2 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-3

横見浩彦の近況報告!-12.8.3-4 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-5

キハ120は、運転士横の正面ガラスギリギリまでカブリツキができるところが魅力。あまりがら空きだとここに立つのにも抵抗がありますが、ほどほどの混み具合なので、仕方なく立っているといった大義名分が成り立ちます。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-6

三次では僅か2分という絶妙なタイミングで三江線に接続。今度もキハ120の単行です。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-7

この先の接続があまりよくない便のせいか、乗客は数えるほど。その大半がテツと思われる人達です。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-8 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-9

しばらくすると、江の川が寄り添い、以後は終点までずっとこの江の川を見ながら進むようになります。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-10 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-11

口羽-浜原間は、昭和50年に開業した比較的新しい区間のため、山があっても迂回せず、トンネルと鉄橋で真っ直ぐにぶち抜いて行きます。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-12 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-13

浜原から先はまた地平を走る区間となり、相変わらず江の川が寄り添います。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-14

石見川本止まりの列車ですが、実際はここで1時間45分停車の後、江津行となります。なんでこんな不自然なダイヤなのかと言うと、この先はもう江津まで列車のすれ違いができる駅がないため、反対方向から来る列車をここで待つしかないからです。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-15 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-16

今はひっそりとしていますが、広い構内に立派な駅舎と、かつてはそれなりに活気があったことが伺えます。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-17

猛暑のためかあまり人影を見かけませんが、駅前通りは結構活気があるようで、とりあえず列車の発車時刻になるまで喫茶店に避難。駅の待合室にはクーラーがなく、そこで長々と待つのはあまりに辛いので。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-18 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-19

横見浩彦の近況報告!-12.8.3-20 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-21

ようやく発車時刻を迎え、最後の行程に挑みます。最後の最後まで江の川が寄り添い、やがて海へと行き着きます。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-22 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-23

江津からはさらに西へ向かうべく、益田行の快速「アクアライナー」に乗り換えます。車両はシートピッチが広めのボックスシートがズラリと並ぶキハ126の2両編成で、旅の気分を盛り上げるのに適しています。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-24 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-25

横見浩彦の近況報告!-12.8.3-26 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-27

川の流れをじっくり堪能した後は、今度は海。ボックスに足を投げ出してのんびり眺める山陰の海はまた格別です。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-28 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-29

益田からはそのまま下関行に乗り換え。今度は懐かしの国鉄形40系の登場です。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-30 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-31

さらに海は続きます。かつては「まつかぜ」や「さんべ」などの優等列車が何本も走る主要幹線でしたが、今では数えるほどの鈍行列車が細々と走るだけ。しかも日中には4時間以上も列車が走らない時間帯もあり、この区間を行き来するのも随分と困難になりました。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-32

途中の長門大井で交換待ちのため数分間の停車。こんな調子でちょくちょく外の空気が吸えるのも鈍行の旅のいいところです。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-33 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-34

横見浩彦の近況報告!-12.8.3-35 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-36
停車時間を利用し、長門大井の駅舎を観察してみます。綺麗に手入れされた駅舎は居心地もよく、昔懐かしい造りに癒されます。こういう駅に降り立つと、心底気持ちが和みます。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-37 横見浩彦の近況報告!-12.8.3-38

やがて夕日が日本海へと沈んで行き、その様子を列車の中からバッチリ眺めることができました。今日はずっととても素晴らしき水辺の旅となりました。




横見浩彦の近況報告!-12.8.3-39

下関に着きました。今夜はここ泊まりです。明日は九州へ向かうか、あるいは広島方面へ折り返すか、今のところまだ未定。疲れも溜まってきたのでとりあえず今夜はゆっくり休もうかと。